FreeNAS 8 は、進化の正しい方向か?

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【レビュー】新しくなったFreeNAS 8 Betaを試す | エンタープライズ | マイコミジャーナル

FreeNAS 8 Betaにおける主な特徴は次の通り。
 
FreeBSD 8.1-RELEASEベースのNanoBSDへアップグレード
Python Djangoフレームワーク/DojoフレームワークベースのWeb GUIへ作り替え
システム設定をSQLiteデータベースへ一元化
Samba 3.5の非同期IOを有効化しパフォーマンスを向上
起動メカニズムをrc.dメカニズムへ統合
ZFSに対応

さっそく FreeNAS-8r5698-amd64.iso をダウンロードして入れてみたのですが、Beta版なので機能が揃ってないのは置くとしても、これは正しい方向なんでしょうか?

特に気になるのは、システム設定がSQLiteデータベースに入っていることで、従来のように設定ファイルをviで編集して...という設定方法が使えないんですよね。
設定ファイルがあることはあるんですが、それはSQLiteから動的に生成されるものらしく、それを弄ってもSQLiteには書き戻されないみたい。 だからWeb画面からでしか設定できないです。

FreeNAS 0.7.2 で使っていたディスクをマウントしようとすると、「ディスク上のデータは全て消えるよ」と言われてしまうし、手動でマウントしようにも上述のような状況なので。

個人的にはSATAでポートマルチプライヤを使いたいだけなので、FreeNAS 0.7 のシステム部分を FreeBSD 8.1-RELEASE に置き換えたようなもので十分なんですけど。
管理画面もずいぶん変わってしまっていて戸惑います。 従来のも残しておいてほしかったです。

開発体制も変わって難しかったのかもしれませんが、ベースシステムも管理画面も一気にすべて変えようとしたのが間違いのように思います。

という訳で、再び FreeNAS 0.7.2 (7S-5547)に戻しました。
ちなみに、8 Beta はちゃんとポートマルチプライヤもその先のHDDも認識してくれていました。