ホンダ、中近東向けアコード 米輸出に切り替え

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ホンダ、中近東向けアコード 米輸出に切り替え 円高の影響回避|GAZOO.com

ホンダは、3月をめどに中近東向け「アコード(日本名インスパイア)」の供給を米国からの輸出に切り替える。現在は埼玉製作所から年2万~3万台規模を輸出しているが、円高の影響を避けるために供給体制を見直す。米国で同モデルを生産するホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング(HAM)のメアリズビル工場から全量を供給する計画だ。現在、四輪車を北米から域外へ輸出するケースは、南米や中国などにとどまる。ただ「中近東など為替相場が米ドルとリンクしている地域は、さらに北米からの輸出を拡大することも検討する」(同社幹部)。
 
現在、ホンダの四輪車輸出は、日本が中心的な役割を果たしている。09年の輸出実績は日本が25万台強あったことに対し、北米から域外への輸出は約2万4千台だった。内訳は南米向けが1万7千台、中国向けが4千台弱、欧州向けが3千台強となっている。(中略)
 
一方、中近東販売は、アコードに関して円高による不利を回避し、競争力を維持する。アコードは、現状で年9万台規模ある中近東販売のうち3割前後を占める中核車種だ。同モデルに関して、価格競争力や台当たりの収益を着実に確保し、現地の事業基盤を強固にしていく。「2011年は中東各国の回復、成長が継続することを加味し、年販10万台程度に拡大することを見込んでいる」(同)。

グローバルモデルについては、為替の状況に合わせて柔軟に生産ロケーションを変えるようですね。