就職できないのは「どこでもいいから、とにかく就職したい」という人

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就職活動の大変さと、思い切って採用する勇気について: 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog

常見氏の本では、「就職活動をする側が受ける格差」にクローズアップがされておりますが、実際のところ「採用活動をする側が受ける格差」というものもかなり厳然とあります。いや、正直新卒採用をしたくても就職活動をしている学生にまで辿り着かない。
 
就職フェアとか自治体が開催しているイベントにブースを出しても、必死そうな学生はたくさん来るんだけど、面接にやってくるのは本当に「どこでもいいから、とにかく就職したい」という人で、スキルが求められる職場を提供するにあたってある程度の素養はやはり必要なこちらからすると採用のラインにまでは届きません。そういう採用ラインに届いている人がどこに就職しているのかというと、何故か旅行社に入っていたりするわけですね。その勉強して得たスキルを旅行社でどう活かそうと思っているのだろう。
 
なんで、必然的に大企業にそういうスキルフルな学生が流れていってしまうのは仕方がないので、少しでも業界に関心のある学生にバイトやインターンであらかじめ慣れてもらい、仕事のいろはを学んで他の社へ飛び立つなり弊社に残るなりという方法を思い切って使うほうが、変に人材会社にお金を払うよりも私ら企業側も就職活動に悩む学生側も良いのではないかと考えるようになりました。

100社受けましたとかいう時点で、その人を採る必然性はほとんどないよね。

今の学生がバカかと問われると、自分が学生の頃のほうがバカが多かったと思います。 ある能力は進化しているし、別の能力は退化しているのでしょう。 レーダーチャートを描いたらかなり形が違うと思いますが、面積は同じようなものだと思いますよ。