ダイハツ、中国に続いて欧州も撤退 アジアに集中

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
  • ハッシュタグ:

<ダイハツ>欧州撤退へ 排ガス規制で採算悪化--13年1月末 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

ダイハツ工業は14日、欧州市場の乗用車販売から13年1月末に撤退すると発表した。欧州で販売台数が低迷しているうえ、欧州の排ガス規制が12年から強化され、新型車の開発の採算悪化が避けられないため。日本の自動車メーカーが欧州市場から撤退するのは初めて。ダイハツは10年1月に販売不振だった中国市場からも撤退しており、今後の海外展開は販売が好調なインドネシア、マレーシア市場に注力する。
 
ダイハツは1960年代に欧州に進出、現在もドイツやフランスなど10カ国で販売している。販売台数は07年の5万8600台が00年以降のピークとなったが、08年のリーマン・ショックを引き金に販売台数は減少に転じ、10年は1万9300台に落ち込んだ。海外販売台数に占める欧州の割合は07年の16・3%から10年は5・3%に下落していた。
 
ダイハツは販売減による採算悪化に対応するため10年8月以降、欧州向けの車種を5車種から2車種に絞り込んだ。昨夏以降は円高・ユーロ安で、ユーロ建て価格の上昇による販売台数の減少も追い打ちをかけた。ダイハツの10年の世界販売総数は97万台で、このうち海外は36万台(全体の37・3%)と国内の比重が高い。

かつては、提携していたイタリアのデ・トマソとコラボして、シャレード・デ・トマソ・ターボとか売ってたんですけどね。

ダイハツ、13年1月で欧州撤退 伸びるアジアに経営資源集中 (フジサンケイ ビジネスアイ) - Yahoo!ニュース

同社の欧州での販売台数は07年の5万8600台をピークに減少。10年は1万9300台で、海外販売台数に占める割合は5.3%に低下した。さらに円高で輸出採算が悪化しているほか、12年から段階的に強化される自動車の二酸化炭素(CO2)排出規制に対応するには一段のコスト負担が避けられない状況となっている。同社では「今後、日本生産の完成車の輸出では事業が成り立たなくなる。欧州に工場は持っておらず、撤退しても事業全体への影響はほとんどないため、今回の決定に至った」と説明している。
 
欧州以外の10年の海外販売台数はインドネシアやマレーシアを中心とするアジアが30万8000台、中東が2万1000台、アフリカが1万台、中南米が5000台、オセアニアが400台と、アジアが突出している。同社の海外戦略は今後、アジアでどれだけ拡販できるかが焦点となる。

まあ採算が合わないなら撤退もやむなしですが、そんな内向きで生き残っていけるのかな。 そのうちトヨタ系車体メーカーとして生産するだけの会社になってしまいそうですね。