1ドル80円割れが定着するとは考えていない=北條・ホンダ取締役 (ロイター) - Yahoo!ニュース
ホンダ<7267.T>の北條陽一取締役は2日、ロイターなどとのインタビューに対し、円高がさらに進行したとしても、購買力平価の観点から「(1ドル)80円割れが定着するとは考えていない」と語った。
ホンダの円高対応については、今後80円を割り込んで70円台へと円高が進行すれば「その時に考える。今は70円台への対応は考えていない」としている。
今年1月31日、2010年10─12月期決算とともに発表した1─3月期の想定レートは1ドル80円に据え置いた。ドル/円は1月3日に80.93円をつけるなど円高が進んだ局面もあったが「1─3月期については、9割以上、為替予約が済んでいる。(レベルは)83円程度だ」(北條取締役)としている。
日本国債のソブリンリスク懸念で、円安になるんじゃないかという話もありますが、なったらなったで資源高と通貨安によるインフレ懸念で、国内景気が上がるとも思えません。
1ドル90円くらいが妥当なところじゃないかと思いますが、こればかりは希望通りになる訳ではないしね。
ホンダは円高に対し、これまで先手を打って対応してきた。2009年10月27日、7─9月期決算の発表とともに為替の想定レートを1ドル85円に円高修正、当時のリーマンショック後の安値だった87.10円を超える円高に備えた。当日のドル/円の水準は92円前半。当時は想定レートを90円に設定する輸出企業も多く、市場からは「ホンダは85円か」(国内銀行)と感嘆の声が上がった経緯がある。 ホンダの90円から80円への円高対応を支えた収益力の強さの背景は「生産のフレキシビリティ」(北條取締役)。本来、事業環境の変化に合わせて急に工場間での生産の割り当てを変えることは難しい。しかし、ホンダはリーマン・ショック直後にライトトラックの販売が落ちた局面で、アラバマ工場での生産をライトトラックからアコードに切り替えて対応、現在は再びライトトラック生産に戻すなど、柔軟な対応が可能だった。国内工場でもそうした対応があったという。
北米はいまSUVがよく売れている(というかSUV以外は売れていない)そうですね。
北米の生産能力増強、「CR─V」次期モデル投入に向け=ホンダ (ロイター) - Yahoo!ニュース
ホンダ<7267.T>の北條陽一取締役は2日、ロイターなどとのインタビューに応じ、北米でライトトラックの生産能力を増強する方針を明らかにした。現在、スポーツ多目的車(SUV)「CR─V」の販売が好調に推移しており、供給不足分は日本から輸出して対応している。(中略)
現在、メキシコ工場と米国イーストリバティ工場の「CR─V」生産ラインはフル生産状態が続いている。同社は2010年に国内で生産した「CR─V」のうち、約3万7000台を米国で販売した。
北米では9月末に全面改良して投入したミニバンタイプの乗用車「オデッセイ」の売れ行きも好調。「オデッセイ」や「パイロット」などを生産している米国アラバマ工場では、2月から1日当たり600台の生産を650台にまで引き上げるとした。
日本ではサッパリですが、北米ではモデル末期でも売れてますね、CR-Vは。