新型マーチ、タイへの移管は収益性向上のため

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
  • ハッシュタグ:

第2回:ゼロから新開発 - クルマ - Tech-On!

これまで日本の自動車メーカーは、小型車をエントリー車種と位置づけ、上級車種への移行を期待して、あえて利益率の低さには甘んじてきた。しかし、「いつかはクラウン」という言葉に象徴される消費者の上級志向が完全に消え去り、小型車が市場の中心になれば、自動車メーカー各社は、そこでしっかりと利益を上げる構造に転換する必要に迫られる。新型マーチは、まさにその先兵となるべく開発されたクルマである。(中略)
 
一方で新型マーチの日本での販売価格は、売れ筋グレードの「12X」で122万9550円と、従来の中間グレードである「12S」の120万150円に対し、むしろ3万円程度高くなっている。新型マーチはアイドリングストップ機構を標準装備するなど、装備が充実していることを考慮に入れる必要はあるものの、従来型マーチに比べて大幅に収益性を向上させていることは間違いない。

「日本品質」のままで、収益性を向上させているのなら大したものだったんですけどね。