与謝野馨は変節漢か?

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それにしても、菅総理は変節の激しい与謝野大臣について行って大丈夫だろうか。与謝野大臣は、2月7日の衆議院予算委員会で、竹内譲衆議院議員(公明党)に対し「子育て世代のほとんどの方はぎりぎりのところで生活されているので、生活にあてられるということが容易に想像できる」と子ども手当が消費に回るとして経済効果があると答えた。
 
ところが、与謝野氏の自著「民主党が日本経済を破壊する」の56ページに、「公共事業などを抑制する代わりに子ども手当てなどを手厚く支給する『直接給付』でとたんに家計の懐が暖かくなり、個人消費が急増して景気がよくなるような説明を(民主党は)している。冗談ではない。『子ども手当』と名前をつけてお金を配っても、親がこどものための消費に回す保証などどこにもない」と書かれている。随分と変節するものだ。

与謝野としては、消費税アップさえ実現出来るなら、子ども手当なんてどうでもいいのでしょう。

発信箱:誰ぞ、石もて打つ?=倉重篤郎 - 毎日jp(毎日新聞)

歴代政権がこの能力に目をつけ、橋本龍太郎政権では官房副長官、小泉純一郎政権では自民党政調会長、経済財政相、安倍晋三政権では官房長官、福田康夫、麻生太郎両政権でも経済財政相と重用された。権力の主が誰であろうと、党派の枠を超え、権力のために権力が望む政策を合理的、効率的に仕上げる職人として生きてきた。
 
政治家に得手不得手はある。小沢一郎氏のように権力作りにたけた人、与謝野氏のようにその権力を使い政策を実現するタイプ。もともと与謝野氏に対しては「永田町の権力の最大の消費者」とやっかむ声があった。今回もその延長線の変わり身だろう。
 
その意味での批判はやむをえない。ただ、変節漢とは言えない。身の置き所は変わっても、持続可能な財政・社会保障制度の構築を目指すという一点では、この二十余年与謝野氏は愚直なほど一貫している。日本政治が直面するこの最大の難問に対して、与謝野氏が過去の蓄積と希代の政策職人能力でどういう解を出すのかに注目したい。

変節漢というか、自分の目的のためなら信義を捨てても構わないのだと思います。

風知草:堂々たる悪役=山田孝男 - 毎日jp(毎日新聞)

変節漢だろうが、大臣病患者だろうが、国家を債務危機から救える政治家は良い政治家である。トウ小平(とうしょうへい)は「白いネコでも黒いネコでもネズミを捕るネコは良いネコだ」と言った。与謝野馨(72)は「良いネコ」になるだろうか。引き受けた悪役の演じ方によると私は思う。

「君子豹変す」と言いますが、政治家も変り身が早くなければやってられません。
結果さえ出せば良いのでは?と思わなくもないですが、人間ですから論理だけでは割りきれません。

特集ワイド:政治家にとって大義とは…… 「職人」与謝野氏の苦悩 - 毎日jp(毎日新聞)

「政治家に職人的な力量が求められることはあるが、職人ではありえない。なぜなら我々は、国民からの『信』をよりどころに仕事をしているから。政治家は『信なくば立たず』なんです」。たちあがれ日本の片山虎之助元総務相は、そう断じる。
 
「与謝野さんは一匹オオカミだが政策立案能力が高く、見識もある。私は敬意を持っていた。だから今回の行動にはがっかりしているんです。政治家の行動は国民から見て筋が通って、納得できるものでなければならない。信を失った者が何を呼びかけても、それに野党が乗りますか? 国民が認めますか?」

与謝野が焦ったのは、自分の年齢や体力的な問題で、民主党のターンが終わるまで待てなかったのでしょう。 人間は焦ると判断ミスを犯しがちです。