存続危ぶまれる「ホンダの軽」 日産に抜かれるのも時間の問題

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輝き失った「ホンダの軽」 ダイハツ、スズキに離される一方 : J-CASTニュース

ホンダは2013年度に国内販売を今年度より10万台多い70万台まで引き上げる計画で、このうち26万台を軽でカバーする考え。2011年度の軽販売は16万台程度の見込みのため、今後3年間の増加分はまるまる軽で実現を目指す構想になっている。
   
以前から軽の競争力低下に危機感を抱いてきたホンダだが、行動に移すのは鈍かった。背景には、軽が国内専用規格であり、世界中に新商品を供給しなければならないホンダにとって優先順位が低かったこと、2008年のリーマンショックで予定が狂ったことが挙げられる。このとき、子会社である八千代工業の軽新工場建設計画は白紙に戻り、新型車開発も中断した。
 
ホンダの軽強化が遅れるなか、4年サイクルでフルモデルチェンジを行うダイハツの勢力はますます強まり、スズキも持ち前の販売力と手堅い商品構成で対抗。スズキ、三菱自動車から車両供給を受ける日産自動車はホンダの背後をうかがうまでシェアを伸ばした。

さらにはトヨタ自動車がダイハツからのOEM(相手先ブランドによる生産)調達で2011年秋に軽市場に参入、日産と三菱自が軽開発合弁で合意と、ホンダの軽の存続が危ぶまれるほどの状況にまでなってきた。

ダイハツのムーブなんて、ぜんぜん古びてないのにキッチリ4年でFMCですからね。
ダイハツやスズキが2000年以降に多箱化展開を進めたのに対し、ホンダはずっと手を抜いてきました。 やる気がないなら止めればいいのにね。

日産片桐常務「国内シェアアップ、半分は軽が支え」 (レスポンス) - Yahoo!ニュース

横浜市の同社本社で開いた会見で片桐常務執行役員は、「(目標の)15%まで約2%シェアを上げる必要がある。そのうちの半分くらいは軽自動車の伸びで支えると考えている。そういう市場構造になっている」と述べた。
 
また軽自動車市場について片桐常務は「日産の場合、直近では約2割が新車代替時に軽を選ぶようになっており、中でも20代から30代の女性では日産車を購入する際におよそ3割強が軽を購入している」とした上で、「軽マーケットは日産の国内ビジネス発展のために大変重要な市場」と強調した。

日産は、ブランドの顧客を囲い込むツールとして、軽を使いこなしている印象がありますね。 ファブレスの強みかな?