「負の遺産整理だった」長妻氏、主婦年金問題で : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
専業主婦の国民年金切り替え忘れ問題で、政府が救済策を決めた際の担当閣僚だった民主党の長妻昭前厚生労働相は8日、「不公平が発生することはあるが、『負の遺産』をいったん整理し、不公平なしにきちんとやっていくという判断を私がした」と述べ、自らの判断で救済策を決めたことを認めた。
国会内で記者団に語った。この問題で、長妻氏が自らの見解を示すのは初めて。
話がややこしくなるから出てこない方がいいのにね。
クローズアップ2011:主婦年金救済 「長妻案件」迷走2カ月 政治主導、形無し - 毎日jp(毎日新聞)
1月下旬、厚生労働省10階の大臣室を訪れた総務省の内山晃政務官は、細川律夫厚労相に「このままでは大変な問題になる」と運用3号見直しを迫った。内山氏からの面会要請で運用3号の存在を知った細川厚労相は、驚いて官僚に説明を求めた。が、官僚は制度続行を主張した。スタート1カ月で方針転換すれば、責任を問われる事態に発展しかねないためだ。
同じころ、同省は職員向けに想定問答集を作成している。「このような不公平な措置を(課長)通知ひとつで実施するのは納得がいかない。法律改正をしてから実施すべきでは」
そんな「質問」への「模範回答」は、「できる限り速やかな対応を行うため」「仮に法律改正を早期に実現できたとしても、(中略)運用3号と同様の考え方をとらざるを得ない」。法改正で対応しないことに対する問題点は認識しながら、方針変更は念頭になかった様子がうかがえる。
昨年12月15日、課長通知は細川氏の決裁を経ることなく出されたものの、通知の報告を受けた政務三役の一人は「救済内容に違和感を覚えた」と振り返る。にもかかわらず撤回させるまでに至らなかった背景には、運用3号が「長妻案件」という事情があった。
3号切り替え漏れを生んだ年金記録問題は、野党時代に長妻氏が発掘した。政権交代への流れを主導、民主党政権の初代厚労相に就任し、閣内でも「政治主導」を最も強く意識していた。それだけに、政務三役、官僚双方に、長妻氏の方針を覆すことをためらう雰囲気があったという。
長妻氏は、自民党政権時代の負の遺産と言いたいのでしょうが、これじゃ長妻氏の負の遺産だよね。