福島第一原発で爆発、退避範囲20キロ圏内に拡大

asahi.com(朝日新聞社):福島第一・第二原発、退避範囲20キロ圏内に拡大 - 社会

経済産業省の原子力安全・保安院は12日、東日本大震災で被害を受けた東京電力福島第一原子力発電所1号機(福島県大熊町)で、原子炉内の燃料の溶融が進んでいる可能性が高いと発表した。その後、午後3時30分ごろに大きな爆発音を伴う爆発が起きたことを明らかにした。原子炉の状態と爆発との関係を含め、東電などが原因を調査中だ。
 
放射線医学総合研究所や東電が原発敷地内で、燃料中に含まれる核分裂生成物であるセシウムやヨウ素を確認した。いずれも、ウランが核分裂をした後にできる物質だ。
 
炉心溶融は、想定されている原発事故の中で最悪の事態だ。これが進むと、爆発的な反応を引き起こして広く外部に放射能をまき散らす恐れもある。
 
爆発音について、枝野官房長官は12日夕の会見で「原子炉そのものであるということは確認されていないが、なんらかの爆発的事象があったと報告された」と述べた。福島県によると、爆発で1号機の原子炉建屋の天井が崩落したことを確認したという。東電社員ら4人が負傷し、病院に搬送されたという。

若い頃よく読んでいたのが、広瀬隆氏の一連の著作でした。 『危険な話―チェルノブイリと日本の運命』などにはかなり衝撃を受けました。
まさかメルトダウンが本当に日本で起こるとは...

職場に行ったら課長も来ていて、ちょうど「月曜日が有休対応で休業日に決定した」ということでした。 それから手分けして部下全員に電話連絡しましたが、この先どうなることやら。

会社からの帰りにスーパーに寄ったら、食料品を買い込む人が大勢いました。 空になった棚も多く、みんな不安になっているんだなと思いました。

消費者は食料品確保に躍起:日経ビジネスオンライン

東京都江東区にあるスーパー、イトーヨーカドー木場店の食料品売り場は、12日午前10時の開店と同時に買い物客でごったがえした。10分も経たずして、カップラーメンやパンなどには商品がほとんどなくなった。多くの客が、肉や魚、野菜、カップラーメン、水、ジュース・・・などを買い物カゴいっぱいに詰め込む。
 
震災によって、食料品・飲料の配送に支障を来すことは必至。今のうちに食料品を買いだめしておこうというわけである。来店前は「商品を必要最低限買えばいい」と考えていても、周囲の買いだめの様子に感化され、できるだけ買うといった客も多いことだろう。記者もその1人である。

影響されちゃいますよね。 自分も一応、「さとうのご飯」とかレトルトカレーとかは買いましたが、カセットガスとミネラルウォーターは売り切れでした。 仕方なく10Lの白ポリタンク2個と乾電池を買ってきました。


発電所の稼働率が下がって、東日本では計画停電をしなければならない可能性もあるとのことです。 電気が止まれば、水道もガスも止まる可能性が高いです。 こんなことなら、カセットガス発電機でも買っておくべきだったなと思いますね。

東電、14日から輪番停電 「少なくとも1週間続く」  :日本経済新聞

東京電力は12日、都内の本社で記者会見し、14日の月曜日から電力供給区域内で順番に供給を止める計画停電(輪番停電)を実施する方針を明らかにした。企業のほか一般家庭も含む。13日の日曜日は実施しないが、週明けは電力需要が拡大し、供給力が足りなくなる見通しのため。
 
会見で藤本孝副社長は14日の電力需給予測について「需要が4100万キロワットに対し、供給力は3100万キロワット程度で、1000万キロワットほど不足する」と述べた。計画停電を実施する期間や規模は未定だが、「少なくとも1週間ぐらい続くのではないか。規模は500万~1000万キロワットぐらい」と述べた。

とりあえず今夜はないみたいですが、節電を心がけましょう。


レギュラーガソリンが売り切れてしまったセルフスタンドも出てきました。
高速道路が通れるようになったので、食材の供給も再開されるでしょう。 パニックになってはいけませんが、チェルノブイリのような最悪の事態も想定しておいた方がいいでしょうね。