asahi.com(朝日新聞社):計画停電二転三転、企業は大混乱「手打てぬ」「頭痛い」 - 社会
茨城県神栖市のダイキン工業鹿島製作所は11日の震災で操業を停止。いまは高圧ガスの圧力を監視する機器のためだけに電力を使っている。この地区は当初、14日午後3時20分から停電する計画で、同製作所ではそれに先立ち、午後2時半から自家発電機を運転した。ところが、午後7時すぎに確認したところ、停電していなかったことが判明した。担当者は「非常時のときに、自家発電の燃料や労力を無駄にしたくなかった」。
山梨県大月市のNEC山梨も午後3時に工場内の機械の電源を落とした。だが、いつになっても停電は始まらない。東電側に問い合わせたところ、午後4時に停電しないことが確認でき、その後、機械を再立ち上げすることに。「前後合わせて4時間以上のロス。これが毎日続くかと思うと、頭が痛い」(水戸郁夫社長)。
神奈川県愛川町に工場がある自動車・電機部品製造のニッパツは午後1時半、自主的に工場の電源を切った。東電は当初午後1時50分以降に停電が始まるとしていたが、その後、午後3時20分以降に変更すると連絡があった。急な停電は受電装置やコンピューターが故障しかねず、午後の操業を見送った。
同じように午後の作業を切り上げた同町の部品加工会社「大器機械」の川合章夫社長は「停電そのものはやむを得ないが、早めに停電の時間を確定してもらわないと手が打てない」と、東電の対応に不満をもらした。
生きるか死ぬかというときにグダグダ言うなと思う人もいるかもしれないけど、工場の設備って稼働中に電源が落ちたら大変なんですよ。 下手したら壊れます。
なので、少なくとも停める30分前には通告してほしいですね。