深く静かに潜航中

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先週末はblogを更新しませんでしたが、「プランB」に掛かりきりでした。

企画したのが昨年7月。 8月からコーディングを始めて10月までどっぷり浸かっていたのですが、母が上京してきたり通常業務が忙しくなったりしたこともあり、11月中旬から今年の2月までは休眠状態でした。
でも本当は、材料発注処理で煮詰まってしまったのと、3ヶ月走りづめでプッツンしてしまったのが理由なんですけどね。


会社内の一部門とはいえ、年商6億円の半ば独立した企業のような部署です。 その業務を網羅するシステムを、ド素人が仕事の片手間に(アングラで)作っているのですからヘンな話です。

本当に必要なシステムなら、お金を掛けてでも然るべき企業に発注するべきでしょう。 第一、社内に情報システム部門だってあるんですから。
そもそも本筋だった「プランA」は、別の部署にいるシステム化に長けた方に、労務費を払って作ってもらう話だったのです。

外注するにしたって、技術的にどこまで出来るのか、業務フローの明確化、どんな機能が欲しいのかを発注側が把握していなければ、良いシステムは出来ません。
当初の予定では、「プランB」はあくまでプロトタイプであり、「こういうシステムが欲しい」というデモのためにスタートしました。 その過程で仕様も固まるし、イメージが明確になれば予算も取りやすいだろうと。

その「プランA」ですが、昨年9月にロールアウトする予定でしたが、未だに完成しておりません。
もともと開発者が多忙で遅延していたのですが、大震災の影響で3月から開発が中断しており、完成の目処はまったく立っていません。
「プランA」がそんな状況だったので、焦らなくていいかと「プランB」ものんびりしてました。


「プランB」の開発が再開したのは、皮肉にも大震災がキッカケでした。

役割的に職場には出てこなきゃならないものの、工場が停まって工事もストップ。 手持ち無沙汰で再開したようなものです。
邪魔が入らず、考える時間がまとまって取れたのはよかったです。 おかげで難航していた材料発注処理を突破することができました。

その勢いで、懸案だったユーザー認証方法の変更やページ単位のアクセス制御、中途半端に終わっていた工事日程の管理方法(基本計画と実行計画)の確立など、ここ数週間でかなり進捗しました。

日程管理については、出図履歴単位での納期設定も必要だとわかったので、既存のMBOMにどうやって組み込むかという課題も明らかになりました。
大日程(工事計画)と小日程(部品単位での生産/調達計画)の間に中日程(出図単位の納期)が入るカタチですね。
現在の作業フローでも、出図通知表に納期の記入はあるのですが、見える管理がされてなかったので。


今後の予定ですが、熱処理など工程単位での外部加工の発注処理がまだ残っていますが、それが終われば計画入力系は全て完了することになります。

実績入力系は、設計工程は早くに出来ているものの、製作工程は手付かずです。 そして、購入品など外部費用の実績入力もあります。 社内の購買システムとどんな形であれ連携させて、無駄な転記作業をなくしたいと思っています。

まだあるのが状態監視系です。 工事進捗管理はガントチャートを表示できるようになっていますが、製作工程の負荷管理は要望が強いので優先的に取り組む必要があります。 他にも受注管理や損益などのグラフも作らなければなりません。

まだまだ完成までの先は長く、順調にいったとしても9月頃になりそうです。 奇しくも当初の「プランA」の一年後ですね。 本来、1年掛りで進める規模のシステムなんだと思います。


現時点の総ページ数は264ページですが、最終的には300ページを超えるのではないでしょうか。
関数の管理などの面で、そろそろ秀丸でのコーディングでは限界かなと感じて、PHP用のIDEを物色しています。

Eclipse系のは好きじゃないのでパス。 昨日は「PHP Storm」(有償)を試してみましたが、英語なのでよくわかりませんでした。 プロの方の評価は高いので、高機能なのは確かだろうと思います。

PHPエディタ」は以前に試したことがあります。 その時はロクに使わなかったのですが、コードエクスプローラやプロジェクト内全体検索、PHP文法チェックなど、IDEとしての機能は揃っているようなので、しばらく評価してみようと思っています。