日産自の11年3月期営業利益は72.5%増、世界販売が好調で | Reuters
日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)が12日発表した2011年3月期の連結営業利益は、日本を除く全ての地域で販売台数が増加し、前期比72.5%増の5374億円となった。12年3月期の業績見通しは公表を見送ったものの、カルロス・ゴーン社長兼最高経営責任者(CEO)は決算会見で「世界販売台数は伸びる」との見通しを示した。(中略)
11年3月期は円高が営業利益段階で1475億円のマイナス要因となったが、販売台数の増加で吸収した。トムソン・ロイター・エスティメーツによると、東日本大震災発生後に予想を修正した主要アナリスト15人の予測平均値は5277億円で、実績はこれを上回った。会社側予想は5350億円だった。
売上高は前年比16.7%増の8兆7730億円、当期利益は7.5倍の3192億円となった。震災の影響として396億円の特別損失を計上した。
世界販売台数は前年比19.1%増の418万5000台と過去最高を更新した。地域別では日本が同4.7%減の60万台となったものの、北米が同16.6%増の124万5000台、欧州は同19.3%増の60万7000台と伸長した。中国は同35.5%増の102万4000台と過去最高に達し、同社として世界最大の市場となった。
販売台数を2割も伸ばしたのはすごいですね。 商品力と販売力がうまく噛みあっています。