【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】 【Google I/O現地レポート】次期Android『Ice Cream Sandwich』の概要を発表 ~タブレットとスマートフォンが共通のOSに
キーノートスピーチはまずVic Gundotra氏(Vice President, Engineering, Google)によるイントロダクションで始まった。Gundotra氏は、ドロイドがアップルを食べる風刺画を示して笑いを誘った。過去1年に起こったことはこれだと説明するGundotra氏は、AppleがiPhone/iPadで占めてきたスマートフォン&タブレット市場を、Androidが食っている現状を示唆した。
Javaがこれだけ広まったのは、Sunが独り占めしなかったからでしょう。 Androidも同じことです。 この先、iOSが Symbian みたいな状況にならないとも限りません。
それはさておき、
Barra氏に続いて登場したAndroidチームのMike Cleron氏は、Android OSのロードマップについて説明。まず、Motorolaのタブレット「Xoom」に、Honeycombの新バージョンAndroid 3.1をロールアウトしたことを発表した。HoneycombはAndroid 3.0のコードネームだが、3.1も同様にHoneycombとなる。(中略)
Android 3.1ではインターフェイスも拡張された。USBホストモードがサポートされ、USBホスト機能を持つAndroid端末ならUSBクライアントを接続できるようになった。USB接続したカメラから写真を取り込んだり、ゲームコントローラやジョイスティックを接続してAndroidゲームをプレイすることが可能になった。キーノートスピーチでは、実際にタブレットにUSBゲームコントローラを接続、ゲームをプレイして見せた。
USBホスト機能は嬉しいですね。 結構便利だと思うのですが。
Cleron氏は次期Android OSであるIce Cream Sandwichについても一部を明らかにした。Ice Cream Sandwichのスケジュールは2011年第4四半期。Gingerbreadからは4四半期、Honeycombからは3四半期空くことになる。スケジュールは明らかにされたが、Ice Cream Sandwichがバージョン名としてAndroid 4.0になるのかどうかは明らかにされなかった。(中略)
Claren氏は、「1つのOSが全てのデバイスで走ることが必要だと考えた。デバイスの差異をできる限り開発者から隠蔽する」と説明する。画面サイズの違いやコンフィギュレーションの違いなどはOSに吸収され、異なるデバイスに最適化するためのAPIが新設されるという。デバイスタイプをまたがるアプリケーションの開発が容易になるほか、HoneycombでGoogleが試した試みがスマートフォンにももたらされる。例えば、Honeycombで搭載された「ホログラフィックユーザーインターフェイス」とGoogleが呼ぶ、3D的なUIやアプリケーションランチャーもスマートフォンにもたらされる。
タブレットに対応するために急造で作られたHoneycombですが、Ice Cream Sandwichであるべき姿に戻るわけですね。
それにしても買い時が難しいなぁ。
音楽サービスは、米国ユーザー向けに招待制ベータでスタートした。名称は「Music Beta by Google」。最大20,000曲までの音楽コレクションをクラウドにアップロードし、パソコンやAndroidデバイスを使ってストリーミング再生する。クラウド中心だから、パソコンにデバイスを接続しなくても同期が可能。例えば、あるデバイスで作成したプレイリストが自動的に他のデバイスにも反映される。Instant Mixという機能を使えば、お気に入りの楽曲からプレイリストの自動生成が可能。オフライン機能も用意されており、指定したアルバムやプレイリストがデバイスにダウンロードされるほか、最近聞いた曲は自動的にAndroidデバイスにストアされる。
20,000曲ですか。 ウチのライブラリが16,876曲なので、なんとか足りますね。 でも Apple Losslessなのでとっても容量を喰っているんですが、何GBまで対応するんでしょうね。