「漁夫の利」取りそこねた前原、原口 「鳩菅」合意で幻に

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「小沢・菅抜き」連立…「鳩菅」合意で幻に : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

「17年国会議員をやっているが、こんなどんでん返しは初めてだ。問題は何も解決されていない。早晩行き詰まるだろう」
 
前原誠司前外相は2日夜、東京都内のホテルで開いたグループの会合でこう嘆いた。グループでは、不信任案採決での大量造反は避けられないと見て、可決、否決にかかわらず、小沢を除名処分にして、菅にも退陣を求めるべきだという意見が強かったのだ。
 
そこには、ある戦略があった。自公両党内に菅と小沢へのアレルギーが強いことから、「小沢・菅」抜きの新たな連立の枠組みへ踏み出すというものだ。
 
〈不信任案採決後、岡田と仙谷由人官房副長官が菅に退陣を迫る。菅の後継を選ぶ代表選には前原グループの仙谷を擁立し、自民党との連携を探る〉
 
グループ内には、こんなシナリオさえあった。
 
前原や仙谷は既に、自民党の大島理森副総裁や石破政調会長と連絡を取り合っていた。1日夜の会合では「誰がやっても難しい状況だから、谷垣さんに首相をやってもらうのもありだ」との声も上がっていた。

自分は手を汚さずに、美味しいところだけを持って行こうと思っていたのでしょうが、そううまくはいかなかったですね。 当たり前です。

そういえば、もう一人いましたね。

茶番が終わっての戦評、あるいは菅直人さん辞任を否定し居直り宣言: 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog

最後に、原口さんの件に触れておきたいんですが。
 
ある意味で、今回別に何も悪いことをしていないのに一番評価を落とした民主党政治家の一人になっておりますが、上を狙う意欲があり、並居る選択肢と比べても別に劣るところはなく、バックアップしてくれるキングメーカーからきっちり可愛がられているのに、ちっとも日の当たるところに辿り着かないというのはこの人の星なんじゃないかと思ってしまいます。
 
間違いなく、菅さんが辞めた後釜か、その後の選挙用の顔として登り詰めたいと考えていたんだろうと思いますが、大勢が固まる前から旗印を鮮明にし過ぎてしまって状況がひっくり返ると実に良く目立つというのが悲しいわけであります。茶坊主界のスターなんですが、どことなく疫病神化しつつあるのかなあというのが残念なところで。

子分がいない訳ですから、箸休め的な立場でいないと周囲から推される状況にはならないのですが、どうも生来の目立とうという意欲が出てしまいカラ回りしちゃうんでしょうね。 本当に残念です。

政治家発言:言葉の軽い「永田町」 不信任で、ころころ…過去にも、いろいろ - 毎日jp(毎日新聞)

原口一博前総務相は不信任案への態度を「反対→賛成→反対」と目まぐるしく変えた。1日夜、民主党の小沢一郎元代表を囲んだ会合で「われわれ国民の代表が『だめだ』という選択をするのだから、明日は堂々と行動しよう」と呼びかけたが、2日の採決当日には「自民党に政治を戻してはならない」とひょう変。党関係者は「朝昼晩、3人の原口がいる」とあきれる。
 
与謝野馨経済財政担当相は3日の記者会見で「自分の職責を果たすために職にとどまろうと努力するのは当たり前だ」と首相を擁護した。だが、自民党時代の09年7月、麻生内閣への不信任案が否決された翌日には「選手交代してから(衆院)選挙をやらないといけない」と、当時の麻生太郎首相に退陣を直訴した。自民党は「内閣が代われば与謝野氏に次はないから」と冷ややかな視線を送る。

与謝野はもう引退した方がいいよ。 正常な思考能力が失われている。