マツダ、SKYACTIV搭載「デミオ」の予約受付を開始

マツダ、コンパクトカー「マツダ デミオ」をマイナーチェンジ (サーチナ) - Yahoo!ニュース

今回のマイナーチェンジでは、「走りの楽しさ」を進化させるとともに、快適な乗り心地を実現。さらに、新グレード「13-SKYACTIV(13-スカイアクティブ)」では、リニアで気持ちの良い走りと30.0km/L(10・15モード燃費)、25.0km/L(JC08モード燃費)の低燃費の両立を実現した。
 
『デミオ』では、「SKYACTIV TECHNOLOGY(スカイアクティブ テクノロジー)」第1弾として、世界一の高圧縮比14.0により、高効率を実現した新開発の直噴1.3Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.3(スカイアクティブ ジー 1.3)」を「13-SKYACTIV」に搭載した。また、『デミオ』として初採用となるマツダ独自のアイドリングストップ機構「i-stop(アイ・ストップ)」は、従来よりもスムーズでガソリン消費の少ない瞬間再始動とアイドリングストップの頻度向上を実現した。「13-SKYACTIV」では、「SKYACTIV-G 1.3」と「i-stop」などを組み合わせ、優れた環境性能を実現した。(中略)
 
新グレード「13-SKYACTIV」では、「i-stop」、「i-DM」、「DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム:横滑り防止機構)&TCS(トラクションコントロールシステム)」および専用の14インチアルミホイールなどを標準装備し、メーカー希望小売予定価格を140万円(税込)からとした。

これでやっと実車同士での比較になりますね。 果たして実燃費がどうなるのか、とても楽しみです。
ちなみにJC08モードでのフィット・ハイブリッドの燃費は26.0km/Lだそうです。

最高出力がなかなか発表されないのが、ちょっと気になりますけど。 マーチ(79PS, 10.8kgf-m)みたいにショボイことはないと信じますが...

こちらの記事に諸元表が出ていました。

それによると、SKYACTIVエンジン(排気量 1298cc)は 最高出力[kW(PS)/rpm] 62(84)/5400、最大トルク[Nm(kgm)/rpm] 112(11.4)/4000 ということです。
従来型エンジン(1348cc)が、同 67(91)/6000、124(12.6)/3500 であることを考えると、かなりデチューンされた省燃費仕様ですね。

Business Media 誠:SKYACTIVエンジン開発者に聞く:マツダが目指す「究極の内燃機関」実現の第一歩

最後に、人見氏は「リッター30にこだわったもう1つの意味」を教えてくれた。
 
「『エコカー』といったら電気デバイスがついていなければダメなんですか? ハイブリッドカーならリッター23キロでもエコカーで、ガソリンエンジンだったらリッター30キロでもエコカーとはいえないんですか? こういったパワートレインエンジニアの意地もあって、30という数字にはこだわりましたね」

純ガソリンエンジンで「30km/L」という数字を出すのは、それだけ大変だということでしょう。

フィット・ハイブリッドのエンジンだけの出力(88PS, 12.3kgf-m)にも劣りますが、そこは軽い車体でカバーできるかな。
今回はMMCなのでエンジンルームのスペースの問題で、例の4-2-1エキパイが使えなかったのも不利でしたね。

何にせよ、各メーカーとも切磋琢磨して、技術革新を続けていってほしいです。