米フォード、中国・インドへの小型車投入で成長目標達成へ=アジア責任者 (ロイター) - Yahoo!ニュース
米フォード・モーター<F.N>のアジア担当責任者であるジョー・ヒンリクス氏は16日、中国およびインドで販売する車種の品ぞろえを大幅に増やすことにより、同社が掲げている野心的な成長目標を達成する方針を示した。ミシガン州ディアボーンのフォード本社で記者団に語った。
今後数年間は中国とインドでコンパクトカー「フィエスタ」より小さいサイズのモデルをより多く投入するという。
小型車の投入は1台当たりの利益率低下を意味するが、ヒンリクス氏は、小型車を大量販売することで売り上げを増やすとしている。
同氏は「フォードが中国でビジネスを成長させ競争力を持ちたいなら、数量が見込める製品ポートフォリオを持たねばならない」と述べた。
フォードは2015年までに中国で販売するモデル数を現在の6から15に増やす計画。
フォードが最終的にマツダと袂を分かつ決意をしたのは、新興国市場で共食いになると考えたからではないかと思っています。
日産みたいに株主への利益の配当も産まないし、投資効率が悪かったですからね。
もちろん技術面で、マツダの技術も少しは役に立った(主にエンジン骨格と生産技術)と思いますが、欧州フォードのシャーシー技術などマツダが吸収した方が多かったのではないかしらん。
失うものが多くて得るものが少ない提携なら、解消してしまえと考えるのが妥当です。
近年のマツダは常に「土俵際」なんですが、特に2015年までが勝負時じゃないでしょうか?
SKYACTIVEで他社との優位性をどこまで築けるか。 もし有意な違いを産み出せなければ、中国メーカーに買われちゃうかもしれません。
ただ、未だに住商べったりだからなぁ。
マツダが中南米を新興国事業の第3の柱に、住友商事との相乗効果にも期待 (ロイター) - Yahoo!ニュース
マツダ<7261.T>は新興国市場の開拓を加速する。ターゲットは中南米。ブラジル市場への参入と、メキシコでの生産により、同地域を中国、ASEAN(東南アジア諸国連合)に次ぐ、新興国ビジネスの第3の柱に育てる方針だ。(中略)
米フォード・モーター<F.N>との資本関係が希薄化する中、マツダ主導で海外展開を進めるが、中南米では欧米メーカーが先行しており、競争は激しい。住友商事<8053.T>との協業を生かし、どこまで市場に食い込めるかも注目される。
マツダは、中南米市場を開拓するうえで、上位株主でもある住友商事をパートナーに選んだ。住友商事について、マツダの山内社長は「新興国事業での豊富な経験を持っている」と説明する。メキシコ新工場はマツダにとって、米国、中国、タイに次ぐ、海外4番目の生産拠点となるが、これまでの3工場は昨年まで筆頭株主だったフォードと合弁で運営してきた。それだけに「住友商事と組んで、互いのメリットをどのように生かしていくのか注目」(JPモルガン証券の自動車担当アナリスト、高橋耕平氏)との声も上がっている。
いまどき(アフリカの小国とか以外で)海外展開に商社の力を借りなければならないのなんて、ヤマハ発動機かマツダくらいのものではないでしょうか。
住友商事は自動車ビジネスを手放したくないだろうから、マツダを完全に売り渡すことはないでしょう。 大赤字連発で、住商の業績にインパクトを与えるようなことがなければ、このままズルズルいくんでしょうね。
だからマツダも甘えてるんですけど。 いっそのこと住友自動車に改名したらどうかな。