リーフで箱根のドライブ厳しい 日産とJAFがEV救援実験 (J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
日産自動車の「電気自動車総合情報サイト」による と、日産リーフの航続距離は国土交通省審査の「JC08モード」で200キロ。同モードは従来の10.15モードに代わり、実際の市街地の渋滞などを反映した厳しい試験方法だ。日産は同サイトで、開発拠点のある神奈川県厚木市から国道246号で静岡県沼津市まで、沼津からは国道1号を走り、静岡県磐田市までの196キロを充電なしで走破したと公表。カタログ値の「航続距離200キロ」を実証している。
もちろん、これはこれで事実だろう。ところが平坦路や一般道だけでなく、高速道路や山坂道を組み合わせると、事情は大きく変わってくる。例えば、東京都内を出発し、箱根を回って都内に戻る日帰りドライブ。大阪市内から六甲山をめぐり、有馬温泉に抜けて帰阪する日帰りドライブ。いずれもガソリン車を満タンにして出発すれば、給油の心配なしに自宅に戻れるだろう。ところがこれがEVとなると話は別だ。箱根や六甲のドライブは、バッテリーの残量と格闘し、カーナビで充電スタンド探しに奮闘する過酷なドライブとなるようだ。
事実、インターネットにはリーフのユーザーが東京都内から箱根にドライブに出掛け、箱根ターンパイクの登坂で「バッテリーがどんどん消耗し、山頂で途方に暮れた」などとするレポートを公表している。自治体が運営する充電スタンドは土日が休業だったりして、実際に充電できるスタンドを探し当て、携帯電話で予約したりするのは、心理的にも物理的にも負担だという。自動車専門誌や経済専門誌も同様のテストを行っているが、リーフで箱根のドライブは厳しいようだ。
いずれにしても、東京から箱根をめぐるドライブ は、途中で充電が必要で、場合によっては帰京までに複数回の充電が必要になるようだ。箱根でバッテリー不足となり、「最寄りの充電スタンドを探したら沼津と表示されたため、意を決して箱根ターンパイクを下ったら、回生ブレーキで小田原の料金所で走行可能距離が80キロと表示され、助かった」などという、笑えないユーザーレポートもある。
大昔に、ホンダがドリームE型で箱根を登れるかテストしたという逸話がありますが、いまだに箱根は乗り物にとってのベンチマークなんですね。
ただEV側からの対策は簡単で、小田原と沼津と箱根に急速充電器を設置すればいいのです。
それだけだと充電し忘れて上ってしまう人もいるでしょうから、「この先、充電しないと上れません」なんて警告を出すようでしょうね。