ファイルサーバーが、カーネルのビルドに失敗するようになったので、調べてみたら/usr/sbinの下のファイルの数が少ない。
どうやらfsckした際になくなってしまったみたいです。
どうせ入れ替えるならと、9-CURRENT の ISOイメージをダウンロードして入れてみました。
思ったよりあっさりとインストールが完了したのですが、インストーラーが違うのには面食らいました。
FreeBSD Daily Topics:2011年6月24日 FreeBSD 9.0の新インストーラ「BSDInstall」報告|gihyo.jp … 技術評論社
FreeBSD 9-CURRENTに新しく導入され,sysinstall(8)に代わるデフォルトのインストーラとなったBSDInstallの話がNathan Whitehorn氏より報告されています。従来同様のシンブルなインストール操作を実現しつつ,さまざまな機能を提供しています。FreeBSD 9.0-RELEASEにおけるデフォルトのインストーラになる見通しです。
特徴的な機能として次の項目が紹介されています。
Live CDとしてインストールCDとしても利用できるメディアデータ
複数のディスクにまたがったインストールのサポート
ワイヤレスネットワーク設定のサポート
GPTディスクフォーマットのサポート
Liveシステムからディスクイメージへインストール可能という仮想環境との相性の良さ
モジュール型になっておりsysinstall(8)と比較して拡張がとても容易
インストールはすべてシェルで実行されておりきわめて高い柔軟性を提供
インストーラのバックエンドとしてpc-sysinstall(8)を利用するようにする開発は現在進められていると説明されています。今後の開発内容としてはZFSインストールのサポート,IA64ディスクセットアップのサポートが挙げられています。
PC-BSDのグラフィカルなインストーラーのことは知ってましたが、キャラクタベースのインストーラーもまだまだ続くんですね。
ところで 9-CURRENT といえば、LLVM Clang はもう使えるようになったのでしょうか?
FreeBSD Daily Topics:2010年11月19日 LLVM Clang 2.8,9-CURRENTにマージ|gihyo.jp … 技術評論社
FreeBSD 9-CURRENTへLLVM Clangの最新リリース版となるバージョン2.8がマージされたことが報告されています。システムおよびカーネルを構築するために必要になる変更はすべてマージされており,amd64およびi386のビルドが可能であると紹介されています。
まだデフォルトではないようですが、ビルドは可能なようです。