異例ずくめ温家宝首相「事故現場訪問」で批判かわせるか : J-CASTテレビウォッチ
広がる批判の鎮静化を図る狙いで、「最後の切り札」の温家宝首相が中国高速鉄道の事故現場に乗り込んだ。温家宝は花束を手向けたあと、頭を深々と3度も下げた。頭を下げる習慣のない中国では異例という。
集まった国内外の報道陣を前に、これも異例の記者会見に臨んだ。「体調不良で11日間寝込んでいました。やっと医師の許可が出て無理をしてこの場所に来ました」と述べたが、中国の指導者が公の場で自分の体調について述べるのもやはり異例だ。
中国の首相というのは、周恩来に代表されるように人格者が多いように思います。 でも序列的にはそれほど高くないんですよね。
それはさておき、なんで中国には「頭を下げる習慣がない」のか?
Business Media 誠:Wu Yuの中国版“新人類”とうまく付き合う方法:なぜ中国人は「ごめんなさい」と頭を下げないのか
同じ中国人だからかばっているわけではありません。私がこのように答える理由はひとつ、中国には「謝る」という文化がないからです。中国人っていうのは傲慢な民族だなあ、なんて思わないでください。単に日本人のような謝り方をする文化がないということなのです。(中略)
問題のCMは、1人の男性客がDVD店の店主にひざまずいて優待期間の延長を求めるシーンから始まり、その直後に「当社は365日優待」というセリフが続きます。
当時、職場の日本人から「一体なにが問題だったの?」と尋ねられましたが、私たち中国人からすれば、「え? なぜこれが問題にならないの?」と逆に首を傾げました。なぜなら、中国では「男の膝下には黄金がある」という有名なことわざがあるからです。これは女性にもあてはまるもので「神様や親、年配の親戚の以外、決してひざまずいてはいけない」という中国人の強い意識のあらわれなのです。
このひざまずくことと同じような意味で、人前で頭を下げるという行為も中国人的にはNG。「対不起」の言葉だけで中国人にとっては十分に「謝罪」なのです。
「謝る」文化がないというのは、立派に傲慢な民族だと思いますけどね。 他民族に対してという意味ではなく、同胞を含めた他者に対してね。
「郷に入れば郷に従え」というなら、外国企業に入ったならその会社のやり方にも馴染むべきでしょう。