ロジカルシンキングの出発点は「思いつき」でいい

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「ロジカル」の出発点は「思いつき」:日経ビジネスオンライン

ロジカルシンキングの第一歩は仮説の構築。仮説とは、文字通り仮の説明。目の前にある事実から推論をひねり出す作業だ。例えば、「待ち合わせをしている友人が来ない」という時に「約束を忘れたのかな」と想像する原因探求型の仮説もあれば、「社会保障の財源が足りない」という現実を前に「消費税率を上げるべき」と考える問題解決型の仮説もある。 (中略)
 
例えば、こんな仮説はどうか。
 
●経済的に自立した女性が増え、離婚をためらわなくなった。
 
なるほど、もっともらしい。だが、これは限りなく「思いつき」に近い「初期仮説」。60年代半ば以降、本当に経済的に自立した女性が増えたのか。自立した女性ほど離婚するものか。そもそも、かつて女性が離婚しなかったのは経済的な理由からだったのか…。これらの疑問に答えるデータがなければ、信用できない。例えば、女性の有職率や平均収入の推移などを調べれば、この初期仮説の信憑性が高まるかもしれない。(中略)
 
重要なのは、最初から正解を出そうとしないこと。トンデモ仮説でもいいから、まずは1つでも多くの初期仮説をひねり出そう。なぜなら、その間、間違いなく脳は動いている。過去の経験や記憶を脳の奥底から引っ張り出し、それらを組み合わせて1つのロジックを構築する。この作業を繰り返すことは、思考力を鍛えるだけでなく、自分の頭で考えることの楽しさ、醍醐味も教えてくれる。

今頃になって必要に迫られて勉強しています > ロジカルシンキング

ロジカルシンキングって、いきなり課題からスタートするのが違和感あって、普通は課題(テーマ)選定理由というのがあるんじゃないかと思うんですが。