日本人は議論のステップをスキップすることが多い

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これじゃあ、日本のモノが売れないはずだ!:日経ビジネスオンライン

「米国のレベルの高い研究室では、作業時間の3割近くは同僚と議論しているんですよ。それも濃度がものすごく高い。一方、日本では長時間研究室にいるのに、そうした議論に費やす時間が驚くほど少ないんです。それでアウトプットがどうかといえば、トップレベルの学術誌に掲載される論文の数になると、トップラボ同士で比較しても米国は1人当たりで日本の2~3倍はある」
 
時間とアウトプットの数だけでなく、議論の仕方が違う。議論の前提を確認し共有するのが西洋型。安宅さんによれば、西洋型というより、日本以外の国のほとんどの人は前提、目的の確認を重視して、日本人だけが議論のステップをスキップすることが多い。「落しどころ優先」で、時には、進めてきた議論の途中で合意したことまで「水に流し」、落しどころとのすり合わせに気を遣う。つまり、途中で安易に捨て去る合意はそぎ落とすべき「バリ」であると日本人は考え、日本以外の人たちにとってステップごとの合意は残すべき「構造物の1つ」なのだ。

機械設計を生業としていたころ、よく先輩と設計について議論していました。 ふだん疑問に思っていることとか、悩みとか。
確かにその間、手が止まるので、傍から見れば無駄話しているように見えたかもしれませんが、ああいう時間が成長させてくれるんですよね。

ただ、議論がヘタというのは全くその通り。 途中の合意を「忘れちゃう」こともよくあります。 ちゃんと途中経過も議事録に残しましょうね。