VW、スズキ子会社化の可能性…独誌 (読売新聞) - Yahoo!ニュース
独誌シュピーゲルは18日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が、スズキへの出資比率(19・9%)を引き上げて子会社化する可能性があると報じた。
VW首脳が、「スズキ買収の可能性を排除しない」と発言したとしている。
同誌によると、両社は提携時に、VWがスズキの同意なしに出資比率を引き上げないことで合意した。しかし、スズキが提携解消を決めたことで、この合意は無効になったと判断できるという。VWはスズキをグループ内の小型車事業の拠点として位置づける。
やはり敵対的買収になるんでしょうか?
VWとの“離婚調停”は難航か スズキ、自主独立堅持の代償 (ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
だが、“三くだり半”を突きつけられた格好のVWがすんなりと離婚調停に応じることは考えにくく、「当座のところは、VW経営陣は事態を静観するだろう」(VW関係者)と見られている。
じつは、VWにはスズキとの資本関係を簡単に解消できない事情がある。VWはスズキ株式の取得に約2200億円を投じたが、時価は約1700億円まで下落しており、「ただちに、株式を売却するとなれば約500億円もの売却損が生じてしまう。協業成果も皆無であり、VWの株主に説明がつかない」(同)のだ。
スズキが提携解消の結論を急げば、VWは態度を硬化させるだろう。差し迫っては、訴訟へ発展するリスクが高まる。VWは、スズキが伊フィアットからのディーゼルエンジンの供給を決めたことが・提携協定違反・に当たるとしており、スズキと真っ向から対立している。さらに、株式売却損を穴埋めする・慰謝料・を請求されたり、望まぬ先に株式を譲渡されるリスクすらある。
カネで解決できるなら、手切れ金払って別れた方がいいでしょう。