タイ洪水の影響でHDDが値上がりへ? / 2TBで先週比1千円高の例も
洪水による深刻な被害が明らかになっているのは、HDDの製造の60%をタイで行なっているというWestern Digital。
同社は、米国時間の12日(水)に第一報として、洪水によりタイでのHDD事業に影響が出ていることを発表、17日(月)にはアユタヤ県のバンパイン工業団地やパトゥムタニ県のナワナコン工業団地にある製造施設が浸水したことも明らかにし、タイでの事業停止の延長を発表した。
同社以外では、HDD用モーターの部品などを製造しているミネベアや日本電産も、洪水の影響でタイでの操業を停止したことを発表している。
なお、Seagateは、現時点では大きな被害はない模様。最新のプレスリリース(米国時間12日(水)発表)では、「タイの工場は全て正常に操業しているが、HDD用部品のサプライチェーンが中断しているため、一定箇所の組み立てが制限される可能性もある」としている。
これがSSDへ本格的に移行するきっかけになったりしてね。
タイ洪水でHDD不足、米アップルなど年内にも影響波及か | Reuters
タイは世界第2位のHDD生産拠点だが、アナリストらや業界関係者の間では、洪水被害を受けた工場は数カ月の操業停止を余儀なくされるとの見方が広がっている。
調査会社IHSアイサプライによると、2011年10─12月の世界のHDD生産量は前年比で最大30%落ち込む可能性があり、コンピューターメーカーなどは先を争うように在庫の確保に急いでいる。
半導体大手の米インテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)は21日、「流動的な」状況を注視しているとしたうえで、洪水の影響を受けていない工場からの調達と既存在庫の利用により、PC業界へのHDD供給は維持されるのではないかと指摘。広報担当のジョン・カービル氏は「PCのサプライチェーンは、日本での震災後に示されたように、非常に抵抗力がある」と述べた。
一時的には値上がりするかもしれませんが、店頭からHDDが消えるようなことはないと思います。
ただ、しばらくは価格が高止まりするかもしれませんね。
【続報】タイ洪水でHDD値上がり、安値品から続々完売 / 3TBは入手に黄信号?
最も大きな動きがあったのが人気の2TB/3TBモデル。
これらは、それぞれの安値モデルに指名買いが集中。売り切れ店が増えたことで相場が上昇した、というのが全体的な流れだ。
まず、2TBモデルだが、安値モデルの在庫店が減ったものの、モデルやショップさえ選ばなければ、まだまだ豊富に在庫がある。「5千円台が当たり前」だった先週までと比べれば値上がりが目立つが、それでも5千円台後半~6千円台後半程度で購入可能だ。
一方、入手そのものに黄信号が点灯してきたのが3TBモデル。
こちらも「安値モデルから完売」なのは同じだが、22日(土)までに在庫店が目立って減少。元々モデルが少ないこともあり、残るモデルが完売してしまうと、残るは1万円台後半の高級モデルのみ、ということになる。22日(土)現在、安値品の相場は1万円前後だ。(中略)
今後の見通しについては、「WesternDigitalと日立は、入荷の目処がまったくない」(多数ショップ)という。洪水からの復旧メドも不明なだけに、SeagateやSAMSUNGが頼みの綱になりそうだ。ただし、Seagateについては「入荷量が減ると聞いている」というショップもある。
なお、2TBについては「来月分までなんとか確保した」(大手店)と説明するショップもある。前述した3TB以外は、当面、入手が著しく困難になる、といったことはなさそうだ。
そういう私も、3TBのWD30EZRXを一つ買い足しました。 どうせ年末には必要になるので。
ツクモから買いましたが、10/22 20時時点で在庫は365個でした。