四国ツーリング(三日目)

2011年 9月30日(金)

おはようございます。
朝はブンブン唸るエンジン音と共に目が覚めた。

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時計を見ると08:30。 さすがに早起きはできない。
テントの外を伺うと、友人Hはもうテントのフライを取り外していた。 暑くて寝ていられなかったのだろう。

騒音の正体は、刈払機だった。 昨夜は暗くてよく分からなかったのだが、まだ草刈りが終わっていないエリアがあったのだ。

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朝飯はないので、とりあえずコーヒーでも入れて飲む。

このキャンプ場はなかなか良いところだ。 Hは「最初からここに来てれば最高だったんだけどね」と言うが、21時に高松に居てここを選ぶ奴はまずいないだろう。

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堤防の外はこんな感じ。 西の雲がちょっと怪しいな、と思ったらポツポツと雨粒が落ちてきた。 降りだす間もなくすぐに止んだが、どうやら天気予報どおりに雨になるようだ。 急いで撤収作業を行う。 

10:14 出発する。 観音寺市街でうどんでも喰おうかと思ったのだが、まだ営業していなかったので先に進む。

10:29 R11に出て、新居浜方面へ。 ところがすぐに雨が強くなってきた。
10:33 たまらず停車し、二人とも合羽を着こむ。

R11はトラックなどの交通量も多くペースが上がらない。 沿線にはセルフのうどん屋がいくつもあって入りたかったのだが、ずぶ濡れなので躊躇してしまう。


11:41 新居浜で県道41号へ左折する。 別子銅山記念館というのがあるらしいので行ってみる。

標識に2kmと書いてあったので県道41号を進むが、それらしい建物も案内板もないまま新田橋まで来てしまった。
引き返してみるが、雨はますます強くなってきた。
11:51 仕方なく喜光地商店街のアーケードに避難した。 屋根があるところでないと、地図も開けない。


どうやら記念館は新田橋を渡ったところにあったようだ。 とはいえこの雨では、行ったとしても合羽を脱がなければならないだろうし、入館するのも大変だ。

しばらく屋根が穴だらけの商店街を散策して時間を潰したものの、雨は一向に止む気配がない。 「曇一時雨」なんて予報はウソだろう。

このままここに居ても仕方がない。 ハラも減ったので、道の駅 マイントピア別子に移動することに。 12:16 出発。

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別子銅山記念館は、新田橋を渡って山根グラウンドの隣、大山積神社の敷地内にあったようだ。
その前を通過して、12:25 マイントピア別子に到着。 合羽の水滴を拭い、上着だけ脱いで館内に入る。

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朝から何も食べていないので、1Fの軽食コーナーで食事にする。
自分は釜揚げ、Hはかけそば。 巻き寿司も美味しかった。

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雲が山を駆け登っていく。 雨は止む気配がない。

この道の駅には温泉もあるのだが、残念ながら入っていく時間はない。
自分はこのあと高知まで行く予定だし、Hは明日の夕方には川崎に戻らなければならない。
低気圧が西から東へ移動中なので、ヘタするとHは雨雲と一緒に走ることになってしまう。

新居浜から大阪へ向かうオレンジフェリーというのがあったので、Hに薦めてみる。 夜便に乗って、朝に大阪に着くならホテルに泊まるよりいいだろう。

本当は「東洋のマチュピチュ」という東平(とうなる)地区にも行ってみたかったのだが、この天候ではね。

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土産物屋で印象的だった、銅の食器洗いスポンジ。 本当にキズがつかないのかな? お値段を考えると買うのは躊躇する。

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13:40 マイントピアを出発する。 R11に出て左折し、最初のセルフで二人とも給油する。
新居浜港のフェリー乗り場へ行ってみるというHとは、次の交差点でお別れ。 自分はそのままR11を進む。

14:20 R11からR194への分岐点で、加茂川橋の上から寒風山の方を見る。 降ってるのか、ガスっているのか。
河原をブルドーザーが均していた。

R194に入ってすぐ、加茂川の河川敷で「西条いもたき」というのをやっていた。 東北の芋煮会みたいなものかな。 天気が良かったら立ち寄ったんだけどね。

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心配した雨は、R194に入ってからはほとんど降らなかった。
14:42 寒風山トンネルを抜けると標高は700mになっていたが、寒さも感じない。 ついに高知県だ。

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R194は交通量も少ないし、追い越しも可能な楽しい道だった。

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湿った空気が川面で冷やされて、霧が発生していた。

15:31 道の駅 土佐和紙工芸村くらうどでトイレ休憩。 缶コーヒーを飲んで一息。

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Hとキャンプした加田キャンプ場のそばを通過。 風呂を入りに行ったかんぽの宿 伊野はまだ営業しているようだ。

確実を期するなら、実績のあるここでキャンプするのがいいのは分かっている。 しかしチャレンジしてこそ、新しい情報を得ることができる。 よって先へ進む。
15:42 R33に入り、高知方面へ。

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16:06 ベスト電器があったので立ち寄る。 実はスマホへの充電が出来ていなかったのだ。
シガーソケットからUSB端子に変換するアダプタの供給電流不足を疑って、タブレット対応のアダプタを購入した。

ところがそれでも充電しない。 どうやら出発する直前に購入したmicroUSBケーブルが原因だったようだ。 出る前に作動確認を行うべきだった。
面倒だったので、ケーブルまで一体型のアダプタを購入し、無事に充電できるようになった。

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わざわざ高知まで足を伸ばした目的、それは「かつお」だ。

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17:10 高知県庁近くにあるひろめ市場内の明神丸へ。

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まずは塩・ポン酢盛り合わせ定食(ごはん大盛り)。 左の黒っぽいのはアオサの天ぷら。

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見よ! この分厚さを。 しかし驚くべきことに、これでもかつおの量が全然足りずにご飯が余ってしまった。

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そこでポン酢たたき(大)+ご飯を追加購入。 これでビールが飲めたら最高なんだが。 やはりビジホ泊にするべきだったか?

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17:42 大満足したところで、今夜のキャンプ場へ向かうことにする。

高知市内には路面電車が走っている。 信号待ちでふと見ると、行き先表示に「ごめん」とひらがなで書いてあった(写真では見えないが)。
なんで謝っているのだろう? クルマに対して??


17:52 葛島橋でR195に入ったところ、すぐにスーパーがあったので早めの買い出し。 飯は食ったので、酒とつまみと明日の朝食だけ。

R195は狭い道なのに路面電車が並行して走っている。 時間的にも帰宅ラッシュにぶつかってしまい、渋滞が酷い。

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先ほどの「ごめん」というのは、行き先だった。 後免町からは路面電車とは別れ、R195はJR土讃線と並行するようになり、流れが良くなる。
物部川沿いに入ると、さらにペースアップする。 ただし道は暗い。

18:58 香北町美良布に到着。 手持ちの2004年版『ツーリングマップル中国・四国』によると、ピースフルセネレという入浴施設があるらしい。 「道の駅に併設された近代的な建物 11~21時 火定休」ということだ。


風呂の場所は確認できたので、先にキャンプ場へ行く。 物部川を渡った先に、日の御子河川公園キャンプ場があるハズだ。
集落の細い路地を抜けて、暁美橋(ぎょうみばし)を渡る。 こんなところにあるのかなと心配になったが、19:10 なんとか到着。

施設はしっかりしているが、管理人も誰もいない。 申し訳ないが、勝手に張らせて頂く。
19:45 設営が完了して風呂へ向かう。 だが、タオルを持ってくるのを忘れたようだ。 R195沿いのコンビニで購入する。

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最初に「健康センター セレネ」と書かれた建物に入った。 フロントで入浴出来るか聞いてみたら、「ここはスポーツ施設です」と言われた。 こりゃ失礼。

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じゃあっていうので「ピースフル セレネ」に行ってみたが、宿泊客のみで立ち寄り湯はやってないとのこと。


暁美橋を渡って、キャンプ場と逆方向に「天然にごり湯温泉 湖畔遊」と書かれた看板があった。 行ってみたら「温泉cafe 湖畔遊」という施設があったのだが、既に温泉の営業時間(20時まで)は終わっていた。

これで二日連続で風呂なし確定。 でも風呂に入らなきゃ死ぬ訳でもなし。 さっさとテントに戻ってビール飲んで寝よう。

20:21 キャンプ場に戻る。 テントに潜り込むと同時に雨がポツポツ降ってきた。 結構強い。 これはこれで運が良かったのかもしれない。


18:27のメールでは、Hは徳島から南海フェリーに乗るとのことだった。 和歌山駅の大浴場付きカプセルホテルに泊まるそうだ。

ラジオでナイターを聞きながら、ビールと焼酎を飲む。
21:55 Hから「泊まるのをやめて、そのまま帰る」とメールが入った。 「気をつけて」と返事。

うとうとしては起きて、また飲んでは寝るを繰り返す。
23:27 「雨が酷くて危ないので、引き返してホテルに泊まる」とメールが来た。 賢明だね。
こちらも寝るとしよう。


本日の走行距離 201km
Google Earth用KMZファイル(観音寺~香美) → 20110930.kmz