ホンダN BOX G Lパッケージ/N BOXカスタム G Lパッケージ【短評】
「スゴイ!! ベビーカーがそのまま入っちゃうんだ!」。
国産モデルのみならず、大きめの輸入3輪ベビーカーまですっぽり後席に入ってしまう光景を見たら、即ハンコ押しちゃうってママ、多いんじゃない? とにかく子供とのお出掛けは荷物が多い。オムツからマグマグ(ストローのついたカップ)、着替えなんかをよくベビーカーのポケットに突っ込んで出掛けるんだけど、いざクルマに乗り込もうとすると、それらをまた取り出す作業でひと苦労。雨が降ってる日なんて最悪。
「ホント、やってらんなーーい!!(叫)」。
そんなママたちのイライラ防止に一役買おうと名乗りを上げたのが、ホンダの新型軽自動車「N BOX」です。1歳4カ月の息子をベビーカーに乗せ、年明けから2週間たった1月14日、都内のホンダカーズのショールームを訪れてみると、開店から30分の間に6組の客で席がほぼ埋まるほどの盛況ぶり。販売店の方にお話を伺ってみると「この店舗だけですでに10台ほど受注しています。1月7日からの3連休で来店されたお客さまが多く、やはりN BOXを見に来られる方が多かったですね」とのこと。(中略)
「各世代の女性たちの声を丁寧に吸い上げ、それを実現するために力を注ぎました」という開発陣の話通り、女性にも使いやすい装備が豊富で、よくできているなという印象。特に、子育てママをサポートするという点では、かなり頼りにできそうだし、維持費が安く、走りも燃費もいいとくれば合格点。
昨日の「ガイアの夜明け」は面白かったですね。
【池原照雄の単眼複眼】ホンダ、N BOX で軽反攻のノロシ | レスポンス (ビジネス、国内マーケットのニュース)
軽用にDOHCエンジンを開発したのは、同社初の4輪車であった1963年(昭和38年)発売の軽トラック『T360』以来となった。本田宗一郎氏が開発に関与したこのエンジンは2バルブだったので、軽用の4バルブDOHCエンジンは初めてとなる。軽大手が20年ほど前からやってきたことを、“エンジンのホンダ”がやっと手掛けたのだ。
N BOXは、長年の冷や飯に甘んじていた軽の歴史に終止符を打つべく、開発責任者にF1エンジンや米国向け車両の開発などに携わった本田技術研究所の経験豊かな主任研究員を起用した。軽の開発は初めてという開発責任者は、綿密な市場調査やクリニックと呼ぶユーザーを交えた検討会など、市場との対話を重ねた。(中略)
N BOXの開発担当者からは「情報不足だった」という反省の弁も聞かれる。実はここらに「独創性」を重んじるホンダの最近の課題が透けて見える。これは事務部門でもそうだが、一般にホンダの人は、他社の動向に余り関心を示そうとしない。「A社はこんなことをやっている」と言っても、「ふーん、そうですか」で終わってしまうことが多い。
軽でいえば、シェア8%で4位の企業が3割以上のトップメーカーに関心を寄せないのであれば奇異なことであり、学ぶ姿勢の問題だ。「模倣は創造の始まり」という格言もある。ホンダが重視してきた「よそが造らないものを造る」には、ライバルを知ることが必須となる。そうした視点でも後続のNシリーズに注目したい。
番組の中で、「女性社員の意見を取り入れました」とか得意げに言ってるのを聞くと、呆れるを通り越して頭が痛くなってきますね。
「Small Store」の取り組みも、現時点では「仏作って・・・」のレベルのように思います。 ダイハツの「カフェ・プロジェクト」から6年遅れというのは、現場だけでなく本社も含めて意識改革していかないと、キャッチアップできないでしょうね。