朝日新聞デジタル:新東名の御殿場―三ケ日間、4月14日に開通 - 社会
中日本高速道路は27日、建設中の新東名高速道路のうち、静岡県の御殿場ジャンクション(JCT、御殿場市)―三ケ日JCT(浜松市)間を4月14日午後3時に開通すると発表した。(中略)
14年度には浜松いなさJCT(浜松市)―豊田東JCT(愛知県豊田市)間が開通。神奈川県の海老名南JCTまでの全線開通は20年度になる見通し。
御殿場から東は、どのあたりを走るんだろうか?
圏央道ともども、早く開通するといいですね。
Car Watch 新東名は「先端技術を集めた世界に冠たる道路に」
御殿場JCT~三ヶ日JCTの距離は約162km。一気にこれだけの長距離区間を開通区間として最長となる。御殿場JCT、三ヶ日JCTのほか、新清水JCTでも東名高速道路と接続する(東名高速側は清水JCT)。
東名高速道路のこの区間は、交通容量を48,000台/日として設計されているが、現状は74,000台/日で完全に容量オーバー。この数字は2010年の年間平均であり、休日はさらに交通量が増え、渋滞が頻発している。
ここを、東名高速と同じく2×2車線(4車線)の新東名高速で多重化することで、容量は83,000台に増え、平均速度が79.5km/hから96.9km/hに上がることが見込まれている。「ゴールデンウィークや夏の繁忙期でも、この区間は渋滞を解消できるのではないか」(長谷川部長)と期待される。
また、東名または新東名のどちらかが通行止めになっても、迂回することができるなど、多重化のメリットは大きい。例えばこの区間の東名高速 由比PA付近は海沿いにあり、高波で通行止めになることがあるが、こうした場合も山側の新東名に迂回することができる。
さらに新東名は山側にあるため、東海地震でも東名よりも震度が低いと予想され、被害を受けにくいとしている。実際、2011年3月11日の東日本大震災では、東名と並行する国道1号が23時間にわたって通行止めになったが、新東名の藤枝岡部IC~新富士ICに消防車などの緊急車両を通して緊急輸送路とした。(中略)
設計速度は120km/h。片側3車線として設計し片側2車線で運用するため余裕もあるため、東名では100km/hとなっている最高速度の引き上げが期待されるところだが、これは公安委員会が決めること。「(引き上げを)公安委員会がOKするとは思えない」というのが同社の考えだ。
120km/hで安全に走れるのにそれを規制するのは、単に事故が増えたときの責任を取りたくないという保身にしか思えませんね。
また、新東名では、1kmピッチでカメラを設置。このカメラには事故車や落下物を自動検知する機能があり、検知するとやはり1kmピッチで設けられた簡易情報板に、前方に障害があることを表示し、ITSスポット(DSRC)でも通知する。
トンネル内の照明には、従来の上から真下を照らすのでなく、やや前方を照らす「プロビーム照明」を採用。これにより前の車が浮きだして明るく見えるようになる。
SA・PAには逆走車の検知装置と表示板を設置。逆走を検知すると、逆走車にその旨を表示して警告する。
こういう技術は、他の高速道路にも活かしていってほしいところです。