「年産20万台」は通過点

ホンダ様、ハイブリッド車販売目標達成おめでとうございます。いや80万台じゃなくて20万台の方 - クルマ - Tech-On!

へそ曲がりは認めるが、同感してくださる方はホンダの中にもたくさんいらっしゃるはずだ。20万台はそれほど大切な数字なのである。
 
ホンダは2009年に「インサイト」を出したとき、1モータのハイブリッドシステムを開発した。このとき、多くの部品を部品メーカーに発注した。電池を造る三洋電機(当時)、インバータを造る三菱電機、モータコアを作る黒田精工、DC-DCコンバータを造るTDKなどの一次協力メーカーから2次、3次協力メーカーまで、多くのメーカーに開発してもらい、生産設備を構築してもらった。
 
そのときの約束が、「年産20万台」だった。「年産20万台で量産効果を出して単価200万円を達成」というわけだ。部品メーカーはそれを信じて開発投資をし、設備投資をした。これが達成できなくては洒落にならない。(中略)
 
こんなに車種を出しまくったのは、もちろんハイブリッド車を普及させるためである。ただ、「何とか20万台を達成しなくては」とカンフル剤を投入した側面があったことは否定できないだろう。

本来なら、欧米でもっとインサイトが売れるハズだったので、「年産20万台」はもっと早くに達成しているべきでした。

国内の登録車の半分がHEV/IMAになるのも遠くないですから、モーターやIPUを海外現調にして、日本から輸出しないようにしていくんでしょうね。