ホンダN BOX 仁義なきホンダの逆襲 - トレンド - 日経トレンディネット
それからなんといっても重要なのが車内の広さ。このジャンルでの絶対的な勝利の条件だが、N BOXはエンジンからプラットフォームまですべて完全新設計することでこれを実現。なぜなら全長3400mmと法律で決められている軽自動車。室内を拡げるためには、今あるものを小さくするしかない。そのためにエンジンと同時にエンジンルームを小さくしてみせたのだ。
具体的には従来比で70mmも短縮。これでも衝突要件をクリアできるギリギリであり、担当エンジニア曰く、「ライバルたちが当分追いついてくることができない領域」だという。
数値的には室内長2180mmで室内高1400mmのクラストップ。もちろん現行タントも2160mmとかなりのものだが、ここにはウラがある。タントはリアシートを目一杯後ろにスライドさせてこれを実現しているのだ。つまりこの状態でのラゲッジルームはほとんどない。
ところがN BOXはさらなる効率化を狙い、リアシートにスライド機能を付けずにこの広さを実現。つまり、室内長2180mmのままでもラゲッジには18Lポリタンクが4つも積めるのだ。これはハッキリ言ってとてつもないスペース効率だ。当然、タント以上。
まさに「ムダに広い」ですね。 既に受注が6万台を超えたとの話も聞きますし、絶好調ですな。
ホンダは90年代以降はトヨタをベンチマークにクルマを作ってきましたが、今は完全にダイハツにロックオンしています。