妻が「3号被保険者」、年収900万円超世帯の7割以上

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朝日新聞デジタル:妻が「3号被保険者」、年収900万円超世帯の7割以上 - 社会

 「専業主婦優遇」との指摘がある国民年金の「3号被保険者」制度をめぐり、会社員の夫の年収が高いほど、妻が3号の適用を受けている割合が高いことがわかった。夫の年収が900万円以上の場合で、7割を超えた。政府の男女共同参画会議の有識者グループが調べた。
 
3号被保険者は、配偶者が勤め人で、本人が週30時間未満の就労で年収130万円未満の場合、保険料を納めなくても将来に国民年金がもらえる制度。3号ではない妻は、自分で国民年金や厚生年金などに入って保険料を払う必要がある。
 
2010年の国民生活基礎調査に基づく集計では、妻が3号の割合は、夫の年収が900万円以上で73%だったのに対し、300万円以下では32%にとどまった。この結果について、有識者グループは「3号制度は女性の社会進出を制限するだけではなく、高所得層に恩恵が偏っており、見直しが必要だ」としている。

そりゃダンナにそのくらいの収入があれば、奥さんが働きに出なければならない経済的な必要性は少なくなるだろうし、3号の比率が高くても当たり前じゃないかな?

国民年金が創設された50年前とは前提条件が大きく変わっている訳で、3号制度の見直しは不可避だろうね。