トヨタ、通期業績見通しを上方修正

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
  • ハッシュタグ:

トヨタ、通期業績見通しを上方修正 | レスポンス (ビジネス、企業動向のニュース)

トヨタ自動車は7日、2012年3月期の業績予想を上方修正して発表した。連結売上高は、前回予想を1000億円上回る18兆3000億円、当期純利益は200億円上回る2000億円になる。収益改善の諸施策により、見通しが改善した。
 
通期の連結営業利益は、前回予想を700億円上回る2700億円になる見通し。連結販売台数が738万台から741万台へ3万台増えるほか、各種の収益改善策が効果を出した。前年度実績との比較では、売上高は3.7%減、営業利益は42.3%減、当期純利益は51.0%減となる。
 
単独業績も上方修正した。売上高は従来予想を1000億円上回る8兆2000億円、営業利益は従来の5300億円の赤字から400億円改善し4900億円の赤字に、当期利益は従来の800億円の赤字か200億円改善し、600億円の赤字になる。
 
通期の為替見通しは1ドル=78円、1ユーロ=108円を想定している。大幅な円高による輸出採算の悪化で単独業績は引き続き大幅な赤字の見通しだ。

売上高利益率でいえばまだまだですが、それほど悪い決算ではないですね。

トヨタ、通期純利益を2000億円に上方修正 | レスポンス (ビジネス、企業動向のニュース)

東京で会見した伊地知隆彦取締役・専務役員は「タイの洪水による営業損益への影響が1100億円と、(前回予想より)100億円減額できる見通しになった」と説明した。このほか、原価低減を300億円上乗せするなどにより、収益の改善を図る。

それでもホンダと同じくらい洪水の影響はあったようです。

トヨタ伊地知専務、足元の実力は営業利益5400億円 | レスポンス (ビジネス、企業動向のニュース)

トヨタ自動車の伊地知隆彦取締役・専務役員は7日の決算発表の席上、同社の現下の収益力は、東日本大震災やタイの大洪水の影響を除いた場合、「1ドル78円、連結販売台数780万台で営業利益は5400億円」と評価した。
 
同日発表した2012年3月期の業績予想に、大震災と洪水の影響による販売減や収益の悪化分を上乗せして評価した。伊地知専務は「タラレバ(の試算)で悪いけど、社内ではこれがトヨタの実力と認識している」と、述べた。

これで1000万台近いレベルまで生産販売が回復すれば、現下の為替水準でも連結営業利益1兆円に達しそうです。