電気自動車:「最新ガソリン車の実燃費はHEVと同等」、内燃機関車の研究団体が発表 - @IT MONOist
今回の発表では、排気量が同クラスの次世代ガソリン車と既存ガソリン車、ハイブリッド車(HEV)を使って、シャシーダイナモによる実験室内での走行試験と、公道走行試験を行い、それぞれ燃費を計測した。使用車両は、次世代ガソリン車が「デミオ 13-SKYACTIV」、既存ガソリン車が「デミオ 13C-V」(2007年発売)、HEVがホンダの「フィットハイブリッド」である。燃費の計測は、30~60km/hで走行する「都市型・低速走行」、50~70km/hで走行する「地方型・中速走行」、70~100km/hで走行する「週末型・高速走行」という3つの走行パターンに分けて実施した。
同研究会の座長を務める九州大学大学院教授の村瀬英一氏は、「実験前は、都市型・低速走行ではHEVが、地方型・中速走行では次世代ガソリン車が優位だと考えていた。しかし、実際に走行試験をしてみたところ、HEVと次世代ガソリン車の燃費は全ての走行パターンで拮抗していた」と語る。
初代シビックHVから大して進歩してないフィットHVと、デミオSKYACTIVを比べて「HEVと最新ガソリン車は同等」と言っても仕方ないんじゃないの? やるなら「アクア」と勝負させなきゃ。
かたや、ディーゼルでは発売前のクルマを評価の俎上に載せています。
また、マツダが2012年2月16日に発売する「CX-5」を次世代ディーゼル車として用いた、排気汚染度と騒音量の比較実験結果を公開した。比較対象は、既存ディーゼル車がLand Roverの「Defender 110TDI」(1996年発売)、同クラスのガソリン車が日産自動車の「エクストレイル」(2010年発売)である。なお、CX-5は、ポスト新長期規制にも対応する最新式の新型ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」を搭載している。一方、Defender 110TDIは、いわゆるクリーンディーゼル車に必須の燃料噴射装置であるコモンレールを採用していない、旧型のディーゼルエンジンを搭載する車両である。
この「次世代ガソリン・ディーゼル車研究会」ってなんだろうなと思ったら、記事の最後にこんな一文が。
なお、次世代ガソリン・ディーゼル車研究会は、マツダなどが参加する任意団体である。
ははぁ、なるほど。 これが俗にいう「ステマ」というやつですね。
マツダは昔から「ハイブリッドというだけで客を持って行かれる」と不満を漏らしていたので、ハイブリッドのイメージを貶めようとこういう活動をしているのでしょう。
デミオのCMの「エコカー総選挙 No.1」というのもよく分からないですよね。
これだけ自動車業界のニュースを集めている自分でさえ、聞いたことがありませんでしたから。 いつそんな選挙やってたの?って調べてみましたよ。
発表!「エコカー総選挙」 業界の500人が“選んだ”クルマとは? - トレンド - 日経トレンディネット
日経トレンディ2011年10月号(2011年9月3日発売)では「エコカー総選挙」と題し、激変したクルマ選びを総点検する特集を掲載している。この特集のために行ったのが、クルマ業界の500人が最強のエコカーを選ぶ投票だ。
何の権威もない、いち雑誌の企画での投票結果を、何の説明もなしにCMで喧伝するという感覚には違和感を覚えずにいられませんね。