ベーシックカーではディーゼルよりもCNG

ECOカーアジア エコカーアジア: CNG車、大復権へ!

ここにきてディーゼル一辺倒だったヨーロッパが変わりつつある。2015年から始まるユーロ6(日本はアメリカと同等の厳しい規制)をクリアするため、40万円以上の頒価を上乗せしなければならない。高額な車種なら受け入れられるだろうが、150万円クラスだと厳しい。
 
安価なユーロ4レベルの緩い規制だとフィットやヴィッツといったBセグメントもディーゼル比率高かったが、高価なDPF(パティキュレートフィルター)を必要とするユーロ5になって急激に売れ行きを落とし始めた。今やCセグメントすらディーゼルが売れなくなっている。(中略)
 
じゃヨーロッパの小型車はどうなるのか? アメリカと同じくCNGが急速に評価され始めている。VWは新型車『Up!』の正規グレードにCNG車をラインナップしてきた。車両価格も普通のガソリン車の25万円高程度に設定されており、ユーロ4レベルのディーゼルと同等。
 
CNGは安価だし、ここにきてヨーロッパでも充填スタンドが増え始めている。またCNG車の大きな弱点だった電気自動車に近い航続距離の短さも、Up! ではタンクを2本積むことにより550kmを確保。このくらい走れればガソリン車並。何の問題も無し。

ホンダは米国では長いことシビックGXを販売していますが、日本や欧州でも売ればいいのにね。

天然ガス自動車 - Wikipedia

ディーゼル車と比較した天然ガス自動車の排出量の比較は以下の通り[1]。
 
窒素酸化物…60~70%低減
二酸化炭素…20~30%低減
硫黄酸化物…100%低減
黒煙…100%低減
(参考)バス車両の室内騒音量…5~6%低減
(参考)バス車両の価格…1台2,407万円(ディーゼル車は1,415万円)
(参考)バス車両の燃費…1kmあたり41円(ディーゼル車は1kmあたり17円)
 
天然ガスは発熱量あたりのCO2排出量が化石燃料の中で最も低く温暖化対策としても重要視されている。(中略)
 
しかし、トヨタ・プリウスや、日野・ブルーリボンシティハイブリッドといった、特別な設備を必要としないハイブリッドカーの普及が進んでいることもあり、CNG仕様車は次第に廃止される傾向が目立っている。

家庭の都市ガスから充填できるようになったらいいのにな。