開幕戦を斎藤佑樹で勝負する栗山監督の成算

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開幕投手は絶対エースで行くべき!?斎藤佑樹で勝負する栗山監督の深謀。 - Number Web : ナンバー

開幕カードが西武の日本ハムも、斎藤で涌井を潰すことができれば、武田勝、ケッペルまたはウルフと計算できる投手が揃っているだけに、3連勝の可能性も高くなる。
 
開幕投手は、エースが務めるものだし、そうあるべきだということも理解できる。斎藤の抜擢も、どちらかというと否定的な意見が多いだろう。しかし、栗山監督はそれを承知で斎藤の覚醒を期待しつつ、チームが勝つために最善の策を選んだのだ。

かなり好意的に取ればそうなんだろうけど、個人的には栗山監督の焦りというか余裕のなさが気になります。

例えばこんな発言。

佑6回3失点 栗山監督「イライラする」 - プロ野球ニュース : nikkansports.com

 日本ハム栗山英樹監督(50)は、いまだ開幕投手選びに悩む。開幕候補の斎藤佑樹投手(23)がDeNA戦に先発するも、6回8安打3失点とピリッとしなかった。「コントロールミスが多かった。ダメ。今日は0点。(開幕投手を)今日決めようとしたんだけど…。イライラする」と、厳しい言葉を並べた。
 
問題視するのは3回の投球。2死から、金城に右翼線二塁打を浴び、続くラミレスにはカウント2ボール2ストライクから、125キロスライダーを左翼席中段へ運ばれた。「何であそこでど真ん中に投げるんだ」と苦言を呈した。
 
斎藤は「だんだんちょっとずつよくなっている感触はあった。次の試合までには完全にしたいと思うんですけど」。それを伝え聞いた栗山監督は「次につながる…よりも、ちゃんと抑えろって」と、語気を強めた。

ピッチャーに「なんであんなところに投げるんだ」って言ったって、配球ミスじゃなくてコントロールミスなんでしょう? 失投しようとしてするピッチャーなんていないのは、評論家時代からも分かっていることだと思いますが。

これがDeNAみたいに崖っぷちのチームなら理解できるんですが、近年の日ハムはAクラス常連で、ダルビッシュが抜けたとはいえ優勝争いが可能なチームです。
監督がギャーギャー騒ぎたてるのは、選手からすると監督の自信の無さに見えると思うんですよね。 もっとどーんと構えたらいいのに。

個人的には、栗山氏はあまり「組織の長」には向いていないんじゃないかと。 経験がないだけなら、今後直っていく可能性もありますが。 他者を評論するのは得意でも、自分自身の状況把握は不得手なんですかね?

マスコミも、思ったことを素直に口にする栗山監督はネタになると考えて、今は何も言わずに報道していますが、結果が出なければ一気に否定的な記事を書きだすでしょう。 実際にもうこんな記事が出始めています。

オープン戦絶不調の日本ハム斎藤 開幕投手指名がもたらす不協和音 : J-CASTニュース

栗山監督は好投の試合の直後に「開幕投手斎藤」を発表する腹づもりだったようでる。そうなるように昨年のセ・リーグ最下位チームを選んで登板させた、ともいえるのだが、そのシナリオが狂ったから、普段温厚な監督もきつい態度になったのだろう。(中略)
 
この新監督は、斎藤に開幕先発を伝えるのに「手紙を渡した」と自ら明かしたのだから、とんだパフォーマンスである。テレビの仕事をしてきた人物ならではの、くすぐったくなるような話題作りとしかいいようがない。

斎藤佑樹の飛躍はもちろんですが、栗山監督の脱皮も期待したいですね。