【西田宗千佳のRandomTracking】「nasne」が切り開くレコーダの未来 -AV Watch
渋谷:現在、家庭には複数の「チューナ」がありますよね。レコーダやテレビには2つ、3つついているのが当たり前。全録レコーダーなら6つ、8つとあります。
でも、それが全部動いていることってありますかね? 多くの家庭でも、全部を同時に見ている人はいないはず。裏録で動いていることはあっても、搭載したチューナの多くは「止まっている」んです。ならば、チューナはネットワークの中に切り出して、視聴はソフトウエアソリューションで実現する方がシンプルです。その前提に立てば、ハードウエアからもAV出力を一切取ってしまった方がシンプル。これが結論ですよね。
水野:テレビにつなぐことになると、必ず(nasneは)テレビの横に置かなきゃいけなくなりますよね。ただでさえ、テレビの近くにはたくさんモノがあって「どこに置くんだ」という話があります。テレビの横ではなく、別の場所にnasneを設置してもいいだろう、と考えました。
それに、テレビ側につないで操作できるようにする場合、そこでのセットアップにまた一手間かかります。単体でテレビにつないで使うなら、別に専用のちっちゃなリモコンを付ける、という話にもなります。せっかくネットワークにつながってるのに、やっぱりリモコンで操作しているという有様がどうにも……。
となると、(AV出力は)付けられないなあ、と思ったんですよ。ネット越しで全部操作する形にしたかったんです。
渋谷:このデザインにしたらPS3の横に置かなくてもいいよね、ということはありました。プライベートルームに置こうが、リビングに置こうが、同一サブネット内のネットワークだったらどこでもいいわけです。
家にはチューナがたくさんありますが、それらはみんな「バラバラ」です。それをきちんと連携させてつなぎ、増やしたい分だけニーズにあわせてつなげてもらえれば、という発想です。ダブルでいい人もいるでしょうが、トリプル、それ以上と、それぞれのニーズにあわせて増やしていけばいい。さらに、チューナが増えたことを感じさせないソフトウエアの作り方、というのが重要かと思います。
いよいよVRP-T3の寿命が近づいてきたようです。 夏季賞与に合わせて代替機を導入したいところです。
順当にいけば DVR-W1/1.0T なんですが、ここにきて「nasne」もいいかも?と思い始めてきました。
我が家はギガビットの有線LANが壁に仕込んであるので、「nasne」を居間に置く必要はありません。
500GBというのがちょっとアレですが、2台買えば1TBですし、USBで増設もできるようです。
ただそうするとPS3も買うようですね。 なぜかというと、DLNAとDTCP-IPに対応した液晶テレビもレコーダーもネットワークプレーヤーも持ってないですから。
我が家はPS3を買ってもほぼ間違いなくゲームはしないので、ちょっと無駄が大きいですね。
コンセプトは魅力的なんだけどねぇ。