Business Media 誠:開発担当者に聞く、男のプッチンプリンができるまでのこと
「プリンといえば甘いデザートで、子供や女性に人気がある」というのが業界の常識だが、その概念を壊せないか。松長さんが思案するなかで思い出したのが、前の職場を離れる際、同僚に冗談でいわれたひと言だった。
「まさか乳業でも酒のつまみ作ったりして」
その時、松長さんの頭の中で商品構想のキーワードがかけめぐった。「冷奴、つまみ、男……」。そして、それらがプリンとつながっていく。「『男のプッチンプリン』といってしまってはどうだろうか」。(中略)
最も困難を極めたのは、豆腐のみずみずしさを再現しながら、「プッチン」しても形が崩れない適度な固さを持たせることだった。どんなに難しくても、プッチン容器の採用だけは譲ることはできない。四十数年前、開発チームは当時の社内の反対や取引先メーカーの倒産など苦労の末にプッチン容器を実現、子供たちを楽しませた歴史の重みがあるからだ。
「おいしさと一緒に楽しさも届けたい」という理念は脈々と受け継がれている。細かな調整や30回を超える試食を繰り返した。製造の都合上、ネギを入れられなかったことが悔やまれるが、確かな手応えを感じさせる味に仕上がった。
素晴らしい! ところで、スーパーではプリン売り場で売っているのかな? それとも豆腐売り場?
心配は冷蔵庫に入れておくと、子供に食べられてしまうかもしれないことです。 世のお父さん方、気をつけましょう。
5月22日。「男のプッチンプリン」発売のリリースを発表すると、同社にとって過去最大ともいえる反響があったという。否定的な意見も少しはあったが、松長さんは「今の日本はなんだか元気がない、退屈、想定内といった雰囲気。私たちの真剣な遊びを笑ってもらえたら」と話す。
6月4日、関東甲信越以北ではコンビニエンスストアなどの店頭に「男のプッチンプリン」が並ぶ。静岡以西は16日の発売。
コンビニで売っているようです。 売り切れ必至なので、早めにゲットしましょう。