それでも解散はない

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消費税増税法案成立でも焦りが募る 谷垣禎一自民党総裁の誤算|田中秀征 政権ウォッチ|ダイヤモンド・オンライン

もう1つは、衆議院の解散・総選挙を最も避けたいのは、前述の“鉄のトライアングル”と野田首相だということを察知できなかったこと。
 
法案を成立させても、直後に総選挙があれば凍結派が圧勝して「単なる消費増税」では葬られることは目に見えている。
 
それに、解散・総選挙までそれなりの期間がなければ、実務上の準備を進めて既成事実を積み重ねることができない。また、「駆け込み需要」と「復興特需」によって「経済状況の好転」を実現させる時間もない。
 
この認識はそのまま野田首相にも吹き込まれているだろう。
 
財務省サイドでは「谷垣さんには解散を言わせておけ」と言うことだったのではないか。
 
おそらく谷垣総裁は、修正協議が始まって以来、自分が取り残されていくことを肌で感じてきたに違いない。

だから、たとえ小沢グループが造反して離党したとしても、出来るだけ解散は引き伸ばされるだろうと思います。
その間に、造反者や野党に対してじわじわと多数派工作をして、なんとか過半数を確保できればなんとかなると、民主党執行部は考えているのではないかな?

高橋洋一の民主党ウォッチ 粛々と増税出来レース進行中 民・自「新しい顔」で総選挙へ流れ : J-CASTニュース

採決の日程でもめているが、採決の方法では何もマスコミに出ていないのはおかしい。採決の方法は、起立採決(起立によって採決する方法で、だれが起立したかは厳密にはわからない)が原則だ。記名採決は、出席議員の5分の1以上からの申したて等が条件となっている。民主の造反組が記名採決を望まない場合、民・自・公が談合すれば、記名採決さえもできなくなる。
 
民主党の造反組は、党内処分しないでくれとも言っている。そうした場合、誰が造反したかが対外的にも明らかになる記名採決を望まない可能性が高いだろう。であれば、採決は起立多数になって、中には起立といわれても中腰で起立したかどうか外からわからない「造反組」もでてくるだろう。民主党は党を割らないという方針なので、記名採決ではなく起立採決にして党内処分はお茶を濁すという可能性もある。

これだけの法案を記名採決しないなんて有り得ないと思うけど、民主党はなんでもアリだからやるかもね。

でも「9月上旬総選挙」は自民党の石原伸晃が言ってるだけで、民主党は考えてないと思うよ。 「一票の格差」を盾にして、ずるずる引き伸ばすと思います。

こもる首相・個別面談の小沢氏…離党届45人か (読売新聞) - Yahoo!ニュース

小沢氏周辺は、45人程度の離党届を既に集めたとしている。21日夕の会合には、小沢氏を含む衆院議員49人(読売新聞調べ)が出席したが、同日の段階では出席者全員が離党届に署名したわけではないという。衆院で54人以上が離党すれば、与党は国民新党を合わせても半数に届かなくなるため、小沢氏らは離党届の署名集めに全力を挙げる考えだ。

ここで負けたら、本当に小沢の政治生命は終わってしまうでしょうね。