太陽活動の低下は、マウンダー極小期と同じように、地球の気候を寒冷化させるのだろうか。太陽活動と気候変動をつなぐものとしてカギを握るのが、宇宙のはるかかなたからやってくる銀河宇宙線だ。マウンダー極小期のような寒冷な時期には、大量の宇宙線が地球に入り込んでいた。科学者が有力視しているのは、宇宙線が増えると雲ができやすくなり、気温が下がるのではないかという仮説だ。
想定されている宇宙線の作用としては、荷電粒子である宇宙線が生み出すイオンの効果によって雲の核が形成されやすくなることや、雲にたまる電荷が増えることで雲の成長が促進されることなどがある。これを実験室で確かめる試みも動き出している。
単純に太陽から降り注ぐエネルギーが少なくなるのかなと思っていたんですが、そういう訳ではないのですね。
すっきり晴れた日が少なくなって、どんより曇った日が多くなるのかな?