メキシコからブラジルへのCBU規制で、マツダ新工場輸出できず

マツダ、メキシコ新工場に暗雲 ブラジル向け輸出は凍結へ|inside Enterprise|ダイヤモンド・オンライン

マツダは、ブラジル市場の販売方針について、当初は日本から車両を運ぶが、メキシコ工場が完成し次第、メキシコからの出荷も予定していたところだった。
 
ところが、である。今年3月に、ブラジル政府が冷や水を浴びせた。メキシコからブラジルへの乗用車の輸出金額に制限がかけられることになった。制限期間は12年からの3年間。メキシコからの完成車輸入が増加していることに、自国産業を保護したいブラジルが危機感を覚えたのだ。
 
困ったのはマツダである。「現時点では、メキシコからブラジルへ完成車を輸出することを視野に入れていない。ブラジルにはノックダウン(主要部品を輸入して現地で組み立てる)生産方式を検討することになるかもしれない」(マツダ幹部)と言う。
 
ある自動車メーカー幹部はこう分析してみせる。「ブラジル輸出に実績のある日産だからこそ、11年並みの“輸出枠”を確保できた。だが、実績ゼロのマツダは枠などもらえるはずもない。制限期間の延長すら考えられる」。

ホンダやトヨタはブラジルにも工場はあるし、アルゼンチンなどから輸出することもできるので、そんなに困らないです。 日産はメキシコでの生産が長いので、政府とのパイプも太いでしょう。
マツダも住友商事の力を借りて、なんとかできないものかね。