Business Media 誠:仕事をしたら“恋愛のナゾ”が解けてきた(1):なぜ“普通のオトコ”は、なかなか見つからないのか?
西口:女性が求める「普通」って、いろいろあるんですよ。「普通に会話ができる」「普通のルックス」「普通の身長」「普通に清潔感がある」「普通のファッションセンス」「普通の学歴」「普通の年収」――。
1つ1つの普通の確率が50%だとして、この条件をすべて満たす人は少ないんですよ。下の計算式を見ていただけますか?
普通の会話50%×普通のルックス50%×普通の身長50%×普通の清潔感50%×普通のファッションセンス50%×普通の学歴50%×普通の年収50%=0.8%
もちろん偏差とか独立事象とかは無視した乱暴な計算ですが、ここでのポイントは、女性は1つも譲れないということ。どの項目もすべて普通という人は、とても少ないということです。
これはちょっと極端ですが、下20%を切った80%を合格ゾーンとして7乗すると、約21%となります。 これくらいなら妥当なところかなと思いますね。
いろいろおもしろいことが書いてあるんですが、
西口:また今の時代、結婚を慌ててする必要がなくなってきています。日常生活は手軽で便利、1人でいるほうが楽だったりする。独身生活の居心地がよくなれば、人はだんだんとコミュニケーションが苦手になってきます。「異性とのコミュニケーションが苦手」という人は男女ともに増えてきているのですが、特に男性は「異性の気持ちがよく分からない」「相手との会話で話題が見つからない」「会うときのファッションやマナーが分からない」「デートの方法が分からない」といった悩みが多いですね。
一方の女性も、コミュニケーションがうまくとれているとは言えません。女子会ばかりしていると、会話のリズムが男性とかけ離れてきます。例えば、女子会では「そうそうそうそう」とよく言ってますが、このスピード感に男性はついていけません。
土肥:そうそうそうそう(笑)。
西口:「そうそうそうそう」はスピード感だけでなく、共感を求める意味が含まれています。でも男性はこうした会話をあまりしません。男性の会話は、基本的に「問題解決型」。女性の悩みを聞くと、男性は何かアドバイスしよう、問題を解決しようとしてしまう。しかし女性というのは、自分が話していることを、相手にうなずいてほしいだけ。つまり「共感型」なんですよ。女性も男性と話さなければ、やがて共感ばかりを求めるようになる。男性は「説教くさくて、話を聞いてくれない」存在になってしまう。その結果、異性とはコミュニケーションがうまくとれなくなってくるんですよ。
姪たち(女4人家族で女子高)の会話を聴いていると、女同士の会話に特化していくとこうなるのね~と思います。
でもたまに電車通勤すると、女子のように早口で会話してる男子を見かけますよ。 環境に適応したものだけが生き残る、まさに進化論ですね。
Business Media 誠:仕事をしたら“恋愛のナゾ”が解けてきた(2):女性が男性に求めていること……それは信じられない数字だった
西口:「惚れさせ力」を養うには、男女の違いを理解することから始めることが大切ですね。
モテるためには、まず相手のことを知らなければいけません。男性と女性の違いを、まず見極めなければいけない。「婚活」については、男性よりも女性のほうが積極的。女性は「婚活宣言」をしますね。婚活セミナーがあれば「今日、婚活セミナーに参加してくるんだ」と言ったりする。また女性の場合、結婚の条件の数が多いですね。あれもこれもそれも、といった感じでいろいろなことを男性に求めます。女性はリアルで、現実を見ていますよね。
一方の男性は、婚活に消極的。秘密主義なので、婚活セミナーに参加することになっても、そのことを誰にも言わない。また男性は、女性に求める条件の数が少ない。ある女性にコロッと惚れてしまう。ファンタジーを求める傾向が強いので、シンプルですね。
土肥:女性は結婚相手に求める条件が多いとご指摘されましたが、具体的にはどのようなことを求めているのでしょうか?
西口:男性の仕事能力は気になるし、将来性も気になるし、親と同居するかどうかも気になっている。このほかにも友人・親子関係、職業、身長、学歴、容姿なども気になっている。
単に気にするだけでなく、1つでも欠けるとダメなんですよ。ここが問題ですね。
一方の男性はシンプルな生き物。男性はまず女性にルックスから入るのですが、学歴や収入などはあまり気にしない。一方で、ちょっとした仕草などで1度相手に惚れてしまうとそこでおしまい。男女は生き物としての違いがある――このことを認識することが大切ですね。
なんか自分が単細胞に思えてきました...
とまれ、女性は「惚れさせ力」が、男性は「惚れ力」が大事だということです。
土肥:ところで男性って、どういった女性を好む人が多いのでしょうか?
西口:ある調査によると「優しい」と答えた人が最も多く、次いで「明るくて」「気が利いていて」「素直で」「礼儀正しい」「思いやりがあって」「健康的」「癒し系」と続きました。
一方の女性は、自分のことをどのように分析していると思いますか? 私は「優しい」「優しくありたい」という人はものすごく少ない。「癒し系」も少ない。「自分の考えをしっかりもっている」そして「個性的」と答えた人が多いのです。
土肥:でも、男性で「個性的な女性が好き」という人は少ないような気もしますが……。
西口:その通りです。男性が女性に求めないもの……それは「個性」。女性誌などで「もっと個性を磨きましょう」といった特集が組まれていることがありますが、信じてはいけません。男というのは、優しくて明るくて礼儀正しくて思いやりがあって、自分を癒してくれる女性が好きなんですよ。
学生時代に、男性にこびを売る女性っていましたよね。女性同士からは嫌われがちな。でも、そういう女性って結婚が早い。賢いんですね。で、結婚したらちゃっかり尻に敷いてしまっている。では女性はどうすればいいのか。「デートするときには、男性をほめましょう」「○○というお仕事なんですか。すごーい」と。
また「男性がこだわりをもっていそうな腕時計やアクセサリーをほめましょう」「デートの別れ際には、今日のデート楽しかったです。いろいろなところに連れていってくださって、ありがとうございました」と言いましょう。別れ際には、小さなお礼をあげましょう。「ありがとうございました」と言って、クッキーをあげる。そして「あとでお腹が空いたら、食べてください」と。
さらに4月1日が誕生日の男性に、7月1日に「3カ月遅れの誕生日おめでとうございます。4月にはまだ会えていなかったので」とメールをしましょう。
これを聞いた女性の多くは、どん引きすると思う。しかし多くの男性は、喜ぶ。
「金持ちになる方法」と同じで、「結婚する方法」というのは明白で誰でも実践可能なものなんですよね。 実際にはそれが出来ない(続かない)だけです。
でも女性だけに責任がある訳ではありません。
【コラム】奥様はコマガール (55) 出会いたい女と出会いたくない男 | ライフ | マイナビニュース
例えば、ある独身の女友達は現在32歳なのだが、ここ最近は会うたびに「誰か紹介して」「合コン組んで」「贅沢は言わないから出会いが欲しい」と懇願してくる。彼女曰く20代のころは「ハゲ・デブ・オッサン・貧乏・バツイチ」を男性の5大NG条件に掲げていたらしいのだが、今は「ハゲはしょうがないから、別に気にしない」に変わり、「デブは痩せさせればいい」に変わり、「こっちも30歳を超えたのだから、40代のオッサンでも十分恋愛対象」と思えるようになったという。経済事情に関しても「無職とか多重債務者とかじゃなければ、ある程度の貧乏はしょうがない」と考え方を改め、バツイチ問題に関しても「養っている子供がいなければ、バツイチでもいい」と寛容になった。要するに、現在の彼女は独身男性でありさえすれば、ほぼ全方位恋愛外交に近い方針なのだ。(中略)
しかし、そこで厄介なのが男性のメンタリティーである。これはあくまで僕の知人・友人だけに言えることかもしれないが、なぜか年ごろ(アラサーから40歳ぐらいまで)の独身男性は女性に比べて恋愛に消極的なケースが多い。冒頭の女性のように、「誰か素敵な人がいたら紹介して」と頼んでくる男友達は皆無に等しく、だからこっちも彼は恋愛に困っていないのだろうと判断してしまう。浮いた話を一切聞かない男友達はかなりの数にのぼり、その中には条件的に優良物件(高学歴・高収入など)もちらほらいるのだが、彼らは一緒に飲んでいてもなぜか恋愛の話をしたがらない。仕事や趣味の話が好きなのだ。
これはいわゆる草食系男子なのかと思ったものの、よくよく話してみると、それとはまったく別物だった。彼らは決して自分からは恋愛の話をしないものの、こっちが「彼女ほしくないの? 」などと質問すれば好反応が返ってくる。「そりゃあ欲しいけど、なかなかいい出会いがないんだよね」と首をひねり、自分が理想とする女性の条件を嬉しそうに語り出したり、果ては結婚願望を口に出したり、とにかく恋愛への渇望感をあらわにする。(中略)
ところが、である。先日、ある独身の男友達(36歳)にそういった合コン話を提案したところ、どういうわけかあっさり断られた。
「ありがたい話だけど、そういう飲み会は苦手なほうだから遠慮しとくよ。彼女は自分で探すから、気を遣わないでくれ」。
僕は呆然とした。断られることをまったく想定していなかったので、返す言葉が見つからない。3秒ほど沈黙したあと、「あ、そう。わかった」と言うのがやっとだった。
未婚率や少子化の解消には、女性だけでなく男性の意識改革が必要ですね。