アングル:ユーロ続落95円割れ定着も、買い材料なく東京勢お手上げ | Reuters
三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニア為替・債券ストラテジスト、植野大作氏は、ユーロ/ドルは1.20ドルに向けて徐々に下がっていくと予想。「仮にドル/円が78.50円程度だとすると、ユーロ/ドルが1.20ドルまで下がれば、単純な掛け算でユーロ/円は94.20円になる」と話す。「ユーロ/ドルがじりじりと下がることを前提とするならば、ドル/円がすぐ上がっていくことが想定しにくい中で、(ユーロは)95円割れが定着してしまう可能性がある」という。
ユーロ/ドルはIMM通貨先物の取組で大きくユーロ売りに傾いていることから、いったん反発する可能性はある。ただ、積極的な買い材料が見当たらない中で、長い目でみれば更なる下落を予想する声が多い。市場では「ユーロ/ドルは1.2ドルの攻防、ドル/円は介入警戒感があり、ユーロ/円はいったん底堅くなる可能性があるが、中長期的にユーロ/ドルが1.2ドルを割り込んでいく過程で、ユーロ/円も90円割れを試す展開になるのではないか」(国内証券)との見方が出ていた。
ヨーロッパ旅行に行くならチャンスですね。
オセアニア市場で一時94円台に入るなど一段とユーロ安が進みつつある。この為替レートになると日本で生産し、欧州市場で販売するモデルは採算ベースに乗らないと考えていいだろう。かといって値上げすれば売れなくなります。事実上、輸出できない状態になったと思うべき(為替予約はしているだろう)。
最も大きな打撃を受けるのはトヨタだ。何しろ売り出し中のハイブリッドについて言えば日本からの輸出。リリースが始まる86だって厳しい。次はマツダ。これまた売れ筋のCX-5の収益に大きな影響が出るに違いない。案外平気なの、日産とホンダである。両社、売れ筋モデルの大半を海外で作ってます。
「100円/ユーロでも利益が出る」というCX-5ですが、90円/ユーロでも大丈夫かな?