日産 セレナハイブリッドのカタログ燃費は15.2km/リットル | レスポンス (ニューモデル、新型車のニュース)
この結果、「燃費値はJC08モードで15.2km/リットルになる。今ステップワゴンの燃費がミニバンでトップだが、セレナがもう一度奪還する。この15.2km/リットルという燃費値は平成27年度(2015年度)の燃費基準プラス20%を実現しているので、(エコカー減税の対象となり)自動車税、取得税が免税になる。この2リッタークラスの3列ミニバンでの免税は、セレナが唯一のモデルになる」と角氏は強調した。
素晴らしいですね。 いったいどんな技術なんでしょうか。
日産、セレナにS-HYBRID搭載「室内空間、使い勝手を犠牲にしない」 | レスポンス (ニューモデル、新型車のニュース)
S-HYBRIDは「(現行セレナのアイドリングストップシステムで使っている)ECOモーターの容量をアップして回生できる電気の量を増やすとともに、発進時にアシストする補助動力機として使う。さらにエンジンルーム内に鉛のサブバッテリーを追加して、回生したエネルギーをたくさん貯められる構成にした」という。
これにより「ハイブリッドのシステムすべてがエンジンルーム内で完結している。今のセレナの強みをそのまま維持をさせた」と自信をのぞかせた。
既存のアイドリングストップシステムをベースにエンジン補助機能を付け加えただけの仕組みだが、「今回のECOモーターは原動機扱いになっていて型式が入っている。車検証上にも1.8kWの型式がでている。国土交通省がハイブリッドとして認定したもの」と角氏は胸を張る。
鉛バッテリーに1.8kW(2.45PS)のモーターですか。 正しく「100%免税のためだけ」のハイブリッド車ですね。
鉛バッテリーって回生エネルギーをどれくらい受け止められるのかな? マツダはキャパシタを使うみたいですよ。
エンジンの2%程度の出力しかないであろう(フリードHVで15%程度)モーターによる燃費改善効果は何km/Lくらいなんでしょう?
エコカー技術:日産「セレナ」がマイクロハイブリッド化、燃費は4%向上の15.2km/lに - @IT MONOist
S-HYBRIDは、現行セレナのアイドルストップシステムと比べて、減速時のエネルギー回生の発電量と鉛電池の容量増加により、アイドルストップの時間や頻度を増やしている。アイドルストップ後に余った鉛電池の電力を使って、モーターによる加速時の走行アシストも行える。さらにS-HYBIRD搭載のセレナは、転がり抵抗を低減するタイヤも採用している。アイドルストップシステムを搭載する現行セレナのJC08モード燃費は14.6km/l。つまり、S-HYBRIDと転がり抵抗低減タイヤによる燃費向上効果は、約4%に当たる0.6km/lということになる。
ただし、アイドルストップシステムを搭載する現行セレナの車重は1630kgで、1660kg以上になるS-HYBIRD搭載のセレナと燃費の算出方法が異なる。そこで、現行セレナにオプションを装着して車重が1660kg以上になった場合のJC08モード燃費である14.2km/lと比較してもよい。ここから、S-HYBRIDなどの搭載による重量増加の影響を除いた燃費向上効果を1.0km/lと見積もることもできる。
エコタイヤの効果だけで、4%くらい燃費は改善されるんですよね。 そうすると 1.0 - 0.6 = 0.4km/Lがハイブリッド効果ということになります。 妥当なところでしょう。
ちょっと疑問に思うのは、もしS-HYBRID仕様の車重が1630kgだったら、JC08燃費はどれくらいだったんでしょうか? そしてそれは平成27年度(2015年度)の燃費基準プラス20%を達成できたのかな?
まさか100%免税にするために重量を重くしたなんてことはないよね?
いくら「国のお墨付きがある」と胸を張られても、これでハイブリッドと言われたらトヨタは怒るだろうな。 そのうちトヨタのカタログに「スマートシンプルモーターちゃん」が登場するかもしれません。
で、価格はいかほど?
S-HYBRIDを搭載したセレナの価格は公表されていないが、角氏は「平成27年度(2015年度)の燃費基準プラス20%をクリアしているので、(エコカー減税の対象となり自動車税、取得税が)免税になる。4万円ほどのメリットになるが、その分が相殺するぐらいのイメージ。負担無くハイブリッドを購入いただけるのでは」との見通しを示した。
非HVのステップワゴン(15.0km/L)に対して、カタログ燃費で0.2km/Lしか優位性がないので、あまり高い売価は取れないでしょう。
【日産 セレナ 新型発表】ハイブリッドモデル、価格は238万5000円から | レスポンス (ニューモデル、新型車のニュース)
日産が8月に予定している『セレナ』のマイナーチェンジ。一部グレードに「S-HYBRID」と呼ばれるエンジンアシスト機能が搭載される。このハイブリッドタイプのセレナが238万5000円からの販売となることが明らかになった。
ハイブリッドシステムが追加されるのは、「20X」「20G」「ハイウェイスター」「ハイウェイスターG」の2WDモデル。ベースグレードの「20S」や4WDモデルには搭載されない。
MMC前の装備と価格を調べていないので、どれくらい上がったのかよく分かりませんね。
間もなく発表されるセレナのマイルドハイブリッドで一つ楽しみにしていることがある。セレナHVの簡単な紹介は7月11日に紹介しており、基本的に変わらない。その後、わかったことは車両価格が従来のアイドルストップ付グレード比で5万4千円の値上げになるらしいということ。案外高い?
さすが燃費で負けていてもミニバンNo.1を維持している自信でしょうか。 相手を潰しにいくより、利益を取りに来た印象です。
ステップワゴンのG(FF)のEセレクションが233万1200円だそうですから、そんなものじゃないですかね。
それにしてもステップワゴンももう少し頑張れば、燃費基準プラス20%をクリアできたのに。
トヨタとホンダは、それぞれ次のFMCで「ちゃんとしたHVミニバン」を出すべく開発を進めているハズです。 おそらく現行フリードHV(21.6km/L)程度がターゲットになるんじゃないでしょうか?
もしかしたら「セレナHV」を見て、胸をなでおろしているかもしれませんね。
日産「セレナS-HYBRID」、オルタネータを強化し蓄電池を2個搭載 - クルマ - Tech-On!
S-HYBRIDでは、オルタネータの電流容量を従来車の150Aから約30%高め、200Aにした(図2)。減速時の回生電力量を増やせる。増えた回生電力をなるべく電池の充電に回すため、Pb蓄電池を一つ追加して2個置いた。2個の電池を並列につなげ、それぞれの電池の充電状態を監視しながらオルタネータの回生電力を振り分ける。
回生電力を充電する狙いだけなら、電池を一つのままとして電池容量を増やす形にしても良いように思える。日産がわざわざ2個置いたのは、DC-DCコンバータをなくすためだ。DC-DCコンバータは、エンジンの始動時にPb蓄電池の電圧が大きく変動するのを防ぐのに使うもの。Pb蓄電池からオーディオ機器などの電装品に電力を供給しているので、電圧が大きく変動すると電装品の動作に悪影響を与えてしまう。
電池を2個に分けて置くと、エンジンの始動用の電力は主電池から、電装品にはもう一つの補助電池から供給するという役割分担ができる。主電池の電圧が変動しても、そのときは補助電池とリレースイッチで切り離しておくので補助電池の電圧は影響を受けない。
なるほどね。