アジア・パシフィック日産木村社長、インドネシア能増「売り切る自信がある」 (レスポンス) - Yahoo!ニュース
日産自動車のASEAN地域統括会社であるアジア・パシフィック日産自動車会社(NMAP)の木村隆之社長は9日、横浜市で会見し、インドネシアの生産能力を2014年までに現在の2.5倍の年間25万台に引き上げる計画について「確実にそれを売り切る自信がある」と述べた。
木村社長は「ダットサン(ブランド)は、今まで新車としてモノが全然ないところに出て行って市場を造るので、狙い通り受け入れられれば相当大きい需要がある」とした上で、「私どもの商品政策や、それを受けて進めているディーラー網の整備などを勘案すると、(年産25万台は)十分に自信をもってできるレベルだと考えている」と強調した。
自信がなければ能力アップなんてしないんでしょうが、2006年頃にはインドネシアで日産車ってあんまり見たことがなかったんですけどね。 この6年でずいぶん変わったのでしょうか。
ところで
また日産自動車アジア大洋州部のスティーブ・アルディアント部長は、2012年度のインドネシアでの販売について「10万台の販売を計画している。これは6月に投入した新型MPV『エヴァリア』で支えていく」と述べた。2011年度の日産のインドネシアでの販売実績は6万台。日産はダットサンブランドのモデルを2014年からインドネシアのほかインド、ロシアを手始めに販売開始する計画。
2011年の6万台からすれば、2014年の25万台というのは4.16倍に相当します。
それだけ新しい「ダットサン」ブランドの商品に自信があるんでしょうね。
日産、2016年度までにASEAN生産能力を倍の70万台に | レスポンス (ビジネス、企業動向のニュース)
日産は11年度から16年度までの中期計画のなかで、ASEAN地域の販売は10年度の15万台から50万台に拡大、同期間に販売シェアは6%から15%に引き上げる方針を打ち出している。70万台への生産能力増強計画は、この方針に沿ったものとなる。50万台の現地販売のほか、20万台は中東などASEAN域外への輸出に充当する。
今後の能力増は、新車需要の中心となるタイとインドネシアが中心となるものの、国別の計画公表は、商品計画に直結するため控えた。木村社長は、16年度までの販売計画の達成に向け、「タイでは(最大シェアの)トヨタ自動車への挑戦、インドネシアでは市場の大半を占めるMPVの強化など、国ごとに『メインフレームへのチャレンジ』を推進していきたい」と強調した。
言い換えれば「日系トップシェア=トヨタへのチャレンジ」ということですね。
かつて徹底的にやられて「トヨタにはもう勝てない」という意識が刷り込まれていたと思いますが、今の日産には「日本一じゃなくて世界一を狙う」意欲と自信が伺えます。
昔のトヨタならチャレンジしてくる競合を潰しにかかる迫力がありましたが、いまは自分のことで精一杯でそんな余裕はなさそうです。