東京のアパートを引き払い、南相馬で暮らして見えたこと:日経ビジネスオンライン
野馬追は今月28日から3日間行われる。私は南相馬を今回の災害の悲劇のシンボルにしたくない。このまちには千年以上続く野馬追があり、伝統文化を守りながら力強く生きる人々が暮らしている。例年500騎出馬している野馬追に昨年は95騎しか出ることができなかったが、今年は400騎以上が戻ってくるのだ。その頼もしい姿は、外から訪れる人々を引きつける魅力である。私だって、そんな魅力のとりこになって南相馬に住み始めたのだ。(中略)
野馬追までに野良仕事を終わらせるとか、野馬追だからごちそうを食べるとか、野馬追を中心に回っている暦がこのまちにはある。今年の野馬追を成功させることが住民を勇気づけ、心の復興へとつながるに違いない。今年の野馬追、甲冑競馬や神旗争奪戦など、昨年はやらなかった競技が復活する。野馬追の原点と言い伝えられる野馬懸も、今年は旧警戒区域の小高区で例年通り行われる。今年の野馬追は、除染や寺社の修復だけにとどまらない復興を感じさせる。
今週末は松島から気仙沼、陸前高田、大船渡と走り、栗駒山に登って帰ってくるつもりです。
仙台まではR4を上がっていく予定ですが、相馬野馬追いも見てみたい気がします。