小寺信良のEnergy Future(18):一般家庭・小規模事業主が安心して蓄電池を使うために――あるメーカーの震災後の製品展開から - @IT MONOist
中のバッテリーは、米コンコルドのAGM型鉛蓄電池だ。同社は軍事/宇宙航空向けのバッテリーを長く製造しており、潜水艦やスペースシャトルといった、発電不可能な状況に置かれる機体の動力源として、使用実績がある。(中略)
一般に鉛電池は安価だが寿命が短く、2~3年で交換となるが、コンコルド社のバッテリーは8年程度の寿命がある。自然放電も少なく、全く使用しない状態でも1カ月で1%程度しか充電容量が低下しないという。
これだけ特殊なバッテリーだと、価格もかなりなものになると思われるが、幸いにも現在は円高が続いている関係で、低価格で提供できているようだ。
フロンティアオーズが鉛電池を採用した理由は、もちろん価格と特性の良さもあるが、リサイクルの観点からの利点も大きい。同社では実際にはリチウムイオン二次電池の採用も検討したそうだが、リチウムイオン二次電池の場合はリサイクルといっても希少金属を回収するぐらいで、中身はほとんど廃棄となる。一方鉛電池は、分解して再構成した後に、フォークリフトなどの重機用バッテリーに作り替えることが可能だ。
毎日充放電のサイクルを行うのであれば、最低でも3000サイクル程度は保証してもらいたいですね。
またいずれ廃棄することも考えると、処分する時まできちんと面倒をみてほしいです。
容量単価だと、18650型Li-ion充電池を採用した物に対して、あまり優位性がないように思います。 もう少し頑張っていただきたいところ。