今回のツーリングでは、スマホのナビ機能を活用する機会が増えました。
まず初日の盛岡への移動に、「internavi Pocket」が推奨するルート(一般道最速ルート)を選択しました。
通常ならR4一本で北上するところですが、白河から会津若松に抜けて米沢盆地に入り、横手から山越えして雫石に入るというルートでした。
走ってみると、交通量が少なくて快適に飛ばせる区間が多かったです。 市街地では県道などに入り、渋滞地点を迂回するようになっています。 「internavi」の名に恥じぬ優秀さですね。
帰省ラッシュまっただ中でしたが、酷い渋滞に合わずに済んだのは幸いでした。 また、森の中を行く道が多かったので、涼しい道が多かったのも好印象です。
ただし、いいことばかりではありません。
まず、ルート検索に時間が掛かります。 フローティングカーによるプローブ情報を基に、クラウド(サーバー側)でルート計算しているのですが、1分くらい掛かる(感じがする)んですよね。 あとどれくらいで完了するのかも表示されないので、道端でただ待つだけというのは大変イライラします。
次にアプリの安定性が低いです。 Androidを落とすまでには至りませんが、画面の拡大縮小をしているだけで、異常終了することがよくあります。 ユーザーが少ないので、バグ出しが進まないのでしょうか?
前述のルート検索の長さと相まって、常用するのは厳しい感じです。
今回も、出発日時に合わせて事前に「internavi Pocket」にルート検索させた結果を、Google Mapsの「ルート・乗換案内」で「マイマップ」に保存して、(ナビ機能は使わずに)ルートのラインを表示させて使っていました。
ただ、この方法では直射日光で液晶画面が見づらいとき(今回は北行だったので特に)は、ルートのラインを見失いがちになります。
次にGoogle Mapsナビですが、GWの時と比べてアプリの安定度は上がってきていると思いました。 あの時はAndroidごと落としてくれていたので。
ナビの案内表示も比較的分かりやすいです。 画面の更新に遅延があるので、曲がるポイントに来ているのに「曲がり角まで20m」とか出てたりしますが。
スマホの性能もあるんでしょうが、移動速度から逆算して表示タイミングを早めに調整してもいいんじゃないでしょうか。
ルート検索は幹線道路主体で、分かりやすさ第一のようです。 結果的に渋滞に突っ込んでいくこともあります。
Google自体もプローブ情報を収集してはいるようですが、まだ活用しきれていないようです。
PC版のGoogle Mapsの「マイプレイス」に気になるスポット(飲食店、キャンプ場、温泉、セルフGS)などを事前に登録しておけば、目的地に指定するのもラクです。
改善してほしいポイントとしては、まずオプションの「高速道路を使わない」「有料道路を使わない」をデフォルトでオンに出来ないこと。 ルート検索させたあとで、いちいち指定しなければなりません。
たとえば途中で休憩してメールのやり取りをして、再び走りだそうとしたらルート案内が解除されて、ルート検索の画面に戻ってしまいます。 前回検索したルートは画面に表示されているので、そのまま「案内開始」ボタンを押すわけですが、この時には「高速道路を使わない」などのオプションは解除されてしまっています。
昨夜もそのおかげで、危うく関越道の東松山I.C.に誘導されそうになりました。
それから「マイマップ」に保存したルート通りに案内する機能がないというのも困ったものです。 これさえあれば「internavi Pocket」で検索させたルートをGoogle Mapsナビに案内させることができるのですが。
という訳で、どちらも決め手に欠く結果となりましたが、来年にはさらに改善されていることを期待します。