日本車、欧州の提携縮小 いすゞはエンジン開発中止 :日本経済新聞
いすゞは現在、米ゼネラル・モーターズ(GM)とのポーランドの合弁会社で、GM傘下のオペル向けの乗用車用ディーゼルエンジンを生産している。2011年には約20万基を製造したが、欧州市場の低迷を受け次期型エンジンの開発は打ち切る方針だ。ポーランドの合弁会社については約4割の出資を引き揚げ撤退する方向でGMと調整している。欧州法人の人員も約1割削減する。
いすゞは06年にGMとの資本提携を解消したが、エンジンの合弁生産など一部の協業は続けていた。資本面を含む新たな提携に向けた交渉を進めており、商用車を中心に関係再構築を目指す。
三菱自動車はPSAへのEV「アイ・ミーブ」のOEM(相手先ブランドによる生産)供給を停止している。PSAの販売不振を受けた措置で、供給契約の期間はまだ残っているものの、供給を再開できるかは不透明な状況だ。欧州向けの一部車種に搭載してきたPSAのディーゼルエンジンの調達はやめる。ロシアでの合弁生産などは継続する。
マツダはPSAからの小型ディーゼルエンジンの調達を打ち切る。欧州で販売する「マツダ3(日本名アクセラ)」など3車種にPSA製のエンジンを搭載してきたが、新モデルの発売にあわせ自社開発の小型エンジンに置き換える。
それぞれユーロ危機がダメ押しになっただけで、提携見直しになった真の原因は別にあると思いますけどね。
今にして思えば、三菱自はPSAとくっつかなくて良かったかもしれません。