太陽光パネル供給過剰で、中国大手3社1Q赤字

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太陽電池、供給過剰で中国大手3社赤字 4~6月  :日本経済新聞

急成長を遂げてきた中国の太陽電池業界の経営環境が厳しさを増している。大手の英利緑色能源(インリーグリーンエナジー)など大手3社が発表した4~6月期決算は全社が赤字。暫定値を公表した尚徳電力(サンテックパワー)も売上高が4割減った。供給過剰は深刻で、太陽電池各社は正念場を迎えている。(中略)
 
経営危機に陥る大手も出てきた。最大手の一角を占めるサンテックは融資取引に絡む詐欺被害が7月末に発覚。8月31日に発表した4~6月期決算の暫定値は売上高が前年同期比43.3%減の4億7100万ドルだった。
 
同社は今年1~3月期まで4四半期連続で赤字を計上しており、3月末の総資産に占める負債比率は8割を超えた。13年3月に多額の借入金の返済期限が迫り、資金繰りが苦しくなっている。8月15日には創業者の施正栄氏が最高経営責任者を退き、最高戦略責任者に就く人事を発表。同社幹部は「今の最大の経営課題は資金調達。施氏は金融機関や取引先との交渉に専念している」と説明する。
 
中国製太陽電池を巡っては、米国が反ダンピング(不当廉売)課税を仮決定、欧州連合(EU)も反ダンピング調査を検討している。中国や日本などで市場は新たに立ち上がるが、供給過剰感を解消するにはほど遠い。インリーの苗連生董事長は「太陽電池産業を取り巻く環境は不透明感を増している」と危機感をあらわにしている。

水蒸気が暖められて激しい上昇気流を起こし、積乱雲となって発達したあと、やがて飽和して雨になって落ちてくる。 自然の摂理というのは、本当によく考えられているなと思いますね。