次は偕楽園に行く予定だったが、友人Hは「鉾田の辺りに鹿島鉄道線の廃線跡が残っているので行ってみたい」という。
少し戻ることになるが、行ってみよう。 12:35 出発する。
12:39 R145にぶつかるまで北上し、右折して巴川に沿って南下していく。
おおよその位置をナビにセットして、指示通りに走る。 黄色く色づき始めた田んぼが綺麗だ。
茨城は県道の路面があまり(というかかなり)良くない。 後ろに積んだバッグが落ちるんじゃないかと心配になったほどだ。 むしろ農道の方が道も綺麗で走りやすい。
12:58 県道8号へ入り東へ進むと、県道2号との交差点に出た。 ちょっと行き過ぎたようだ。
この道が鉄路だったのだろうか? でも5年前に廃止になったという感じじゃないが...
しばらく走るとHが右手を指さした。 用水路の上に鉄道跡らしきものがある。
鉄路は県道8号の下をくぐって反対側に出ているはずだが、どこへ行ったのかよくわからない。
こういうときはGoogle Maps。 レイヤーを航空写真に切り替えると、鉄道跡らしき筋が見えた。
便利な世の中になったものだが、最初から頼ってしまうと味気ないし、想像力が働かなくなるだろう。
13:12 踏切跡を発見。 実は一つ前の写真に写っていたのだった。
鉾田方面を見る。
この近くに駅があったはずだ。 バイクを置いて線路跡を歩いてみる。
レールはないが、枕木は一部に残っている。 バラストの間から木が生えてきていた。 10年後には周囲の林と区別がつかなくなるかもしれない。
しばらく歩くと駅のホームが見えてきた。
駅名を示すものは何もない。 石岡起点なのだろう、25kmポストがあった。
調べてみると、坂戸駅というらしい。
普通は駅前広場とかあるものだが、ここは大きな農家の屋敷が立ち並ぶ裏側にひっそりとある。
駅に通じる道は1本だけ。 ここに踏切があったようだ。 軽トラのタイヤ跡があるが、この先を通り抜けられるのだろうか?
反対側はもう少し広く、県道8号に通じているようだ。
石岡方面にも廃線跡は伸びている。 渋滞するほど交通量がないので、線路跡をバス専用道に転換する必要もないということなのかな?
奥久慈編に続く。