陸上自衛隊が誇る4000人の精鋭部隊:日経ビジネスオンライン
CRFの先遣隊はまず、まさに何もないところにテントを張って、宿営地の整地と道路の修復などに取りかかった。今年6月から南スーダンで本格的な協力活動を展開している第2次要員の施設部隊が生活するための基盤作りが主な任務だった。
2月中旬に現地入りした先遣隊の坂間輝男隊長(現・陸上自衛隊富士学校普通科部教育課第1戦術班教官)は、作業が昨年12月に立てたスケジュール通りに進んでいることを確認できた。だが、テントでの生活が隊員の体に予想以上のダメージを与えていることも分かった。
現地の外気温は46~47度に達し、テントの中も40度を超える。炊事所ができるまでは食事も携行用のパック飯で我慢。約2カ月間は簡易トイレしか使えず、汚物を凝固剤で固めて処分しなければならなかった。
熱帯夜が延々と続く中、先遣隊の隊員はほぼ全員が腹を下し、多くが点滴を打った。「テントの備え付けエアコンは全く利かず、ウガンダなどから調達したペットボトルの水をひたすら飲んで暑さに耐えるしかなかった」と、先遣隊に加わった隊員は証言する。
想像を絶する環境だね。 普通の人なら3日と持たないでしょう。 じっとしているだけならともかく、肉体労働するなんて考えられません。
肉体的にはもちろんですが、精神的な強さがないと耐え抜けません。 日頃の訓練で培われたものでしょうね。